◆クロワデュノールは半信半疑
——そして判断が最も難しいのがクロワデュノールです。黒い太陽:枠順の話でも言及しましたが、やはり海外遠征帰りは気になる材料。状態が万全なら主役候補の1頭なのですが、今回に限っては半信半疑です。個人的には有馬記念で見たかった馬かもしれません……。
——ただ枠順的にも脚質的にも怖い存在であることは間違いありませんね。穴党としては激走が期待できる伏兵を何頭か挙げてもらいたいです。
黒い太陽:すでに名前は出ていますが、好枠をゲットしたジャスティンパレスとシンエンペラーは追い切りが良かったので押さえるつもり。あとはブレイディヴェーグとシュトルーヴェを紐穴でねらっています。
——ブレイディヴェーグとシュトルーヴェが来れば配当も跳ねますね。
黒い太陽:ブレイディヴェーグは、外から直線勝負に徹するだけ。騎手と枠順(7枠13番)で人気が下がるようなら押さえる価値はあるかなと。シュトルーヴェは、59kgを背負った前走のアルゼンチン共和国杯で上がり最速をマーク。3連勝を決めた昨春の状態に戻りつつあるのではないかとひそかに期待しています。東京で穴を出す菅原明良騎手に決まったのも好材料ですね。
——確かにアルゼンチン共和国杯は悪くない内容ですね。穴党としては、黒い太陽さんを信じて3着シュトルーヴェは押さえておこうと思います!
取材・文/中川大河
【黒い太陽】プロフィール
明治大学中退。元大手新聞社で競馬予想を担当し、退社後は競馬メディアの編集部で副編集長を務めた。現在はフリーの競馬ライターとして活動中。予想はWIN5をメインに気になった情報やデータを発信している。推し馬はトウカイテイオーとドゥラメンテ。
【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

