◆出場国をポッド別に見てみると…
以上を踏まえて、現時点で出場が決まっている国をまとめた。【ポッド1】
アメリカ(2大会連続12回目/14位/CONCACAF)D組
メキシコ(9大会連続18回目/15位/CONCACAF)A組
カナダ(2大会連続3回目/27位/CONCACAF)B組
スペイン(13大会連続17回目/1位/UEFA)
アルゼンチン(14大会連続19回目/2位/CONMEBOL)
フランス(8大会連続17回目/3位/UEFA)
イングランド(8大会連続17回目/4位/UEFA)
ブラジル(23大会連続23回目/5位/CONMEBOL)
ポルトガル(7大会連続9回目/6位/UEFA)
オランダ(2大会連続12回目/7位/UEFA)
ベルギー(4大会連続15回目/8位/UEFA)
ドイツ(19大会連続21回目/9位/UEFA)
【ポッド2】
クロアチア(4大会連続7回目/10位/UEFA)
モロッコ(3大会連続7回目/11位/CAF)
コロンビア(2大会ぶり7回目/13位/CONMEBOL)
ウルグアイ(5大会連続15回目/16位/CONMEBOL)
スイス(6大会連続13回目/17位/UEFA)
日本(8大会連続8回目/18位/AFC)
セネガル(3大会連続4回目/19位/CAF)
イラン(4大会連続7回目/20位/AFC)
韓国(11大会連続12回目/22位/AFC)
エクアドル(2大会連続5回目/23位/CONMEBOL)
オーストリア(7大会ぶり8回目/24位/UEFA)
オーストラリア(6大会連続7回目/26位/AFC)
【ポッド3】
ノルウェー(7大会ぶり4回目/29位/UEFA)
パナマ(2大会ぶり2回目/30位/CONCACAF)
エジプト(2大会ぶり4回目/34位/CAF)
アルジェリア(3大会ぶり5回目/35位/CAF)
スコットランド(7大会ぶり9回目/36位/UEFA)
パラグアイ(4大会ぶり9回目/39位/CONMEBOL)
チュニジア(3大会連続7回目/40位/CAF)
コートジボワール(3大会ぶり4回目/42位/CAF)
ウズベキスタン(初出場/50位/AFC)
カタール(2大会連続2回目/51位/AFC)
サウジアラビア(3大会連続7回目/60位/AFC)
南アフリカ(4大会ぶり4回目/61位/CAF)
【ポッド4】
ヨルダン(初出場/66位/AFC)
カーボベルデ(初出場/68位/CAF)
ガーナ(2大会連続5回目/72位/CAF)
キュラソー(初出場/82位/CONCACAF)
ハイチ(13大会ぶり2回目/84位/CONCACAF)
ニュージーランド(4大会ぶり3回目/86位/OFC)
欧州PO1(UEFA)
欧州PO2(UEFA)
欧州PO3(UEFA)
欧州PO4(UEFA)
大陸間PO1(CAF or OFC or CONCACAF)
大陸間PO2(AFC or CONMEBOL or CONCACAF)
※各大陸のサッカー連盟:CONCACAF=北中米カリブ海、UEFA=ヨーロッパ、CONMEBOL=南米、CAF=アフリカ、AFC=アジア、OFC=オセアニア
◆今回も“死のグループ”が生まれるかも
今大会は3カ国の共催であったり、出場国も増えたりとその影響を懸念していたが、このポッド分けを見るかぎり順当といえるだろう。ポッド2の日本は前回優勝国のアルゼンチンなど優勝経験国とは50%の確率で同組になる。現段階では前回大会のようにスペイン、ドイツといった優勝経験国2チームと同組となることはない。ただし、プレーオフに回ったイタリアが勝ち上がってくると、12位でポッド2相当の優勝経験国がポッド4となるため、いわゆる死のグループができあがってしまう。
その他にも同ランキング21位のデンマーク、25位のトルコなどがヨーロッパのプレーオフに回っており、本来はポッド2相当のチームがポッド4になり、それらと同組になると混戦が必至のグループとなるだろう。
先ほど順当とはいったが、このポッド2相当がポッド4に回る現象はスケジュール的な影響を大きく受けたためといえ、これまでにはそれほどなかったことである。
ちなみに、ヨーロッパ以外の連盟に属するチームで2枠を争う大陸間プレーオフには、18日に対戦したボリビア(76位)やイラク(58位)、DRコンゴ(56位)が回っている。
日本と同組になるシミュレーションに話を戻すと、前回優勝国のアルゼンチン、準優勝のフランス、前回大会で対戦した現1位のスペインや9位のドイツと同組になる可能性はある。そして先述したようにポッド4からイタリアと同組になることもあり、そうなるとグループ突破の難易度は格段に上がるのは間違いない。

