曲線×乱形石のアプローチで奥行きと遊び心をプラス

階段をのぼると現れる、エントランスに向かうアプローチは、単調にならないように乱形石張りに曲線を用い、柔らかいイメージに仕上げています。シンプルな階段のイメージをそのまま延長させることなく、変化のあるデザインにすることで、来訪者が周囲の植栽を眺めながらエントランスに向かうことができ、奥行きのある風景に。また、石張りのアプローチをブラウン系の濃淡のあるタイルで縁取ることで、遊びのあるラインが際立ち、楽しい雰囲気が一層感じられますね。


異素材をつなぐ「見切り」がデザインのワンポイント

乱形石張り仕上げのアプローチと階段のタイルの間には、レンガ色のタイルを1列ボーダー状に入れています。異なる素材をつなぐ部材は「見切り」と呼ばれ、硬い階段と柔らかい乱形石張りのように、仕上げの違う部分をまとめやすくするのによい方法です。また、乱形石とタイルはどちらもベージュ系の色で、色や明るさの差があまりありません。こうしたケースでも、両者よりも少し濃い色のボーダーを入れることで、全体を違和感なく引き締めることができます。
