エントランス前にも収納の工夫が

乱形石張りのアプローチを進んでいくと、エントランスポーチと繋がります。エントランスポーチには奥様のお気に入りの鉢物を置いて、玄関前を明るく演出。ポーチの横には、目立たないようにゴミ箱置き場のスペースを設けてあり、暮らしの中で使い勝手がよいよう細かな配慮がされています。
失敗しない外構リフォームのポイント3つ
住宅やエクステリアのリフォームを行うにあたり、私の経験上でのポイントは次の3つです。
1.滑りにくい素材を選ぶ
アプローチや階段は、タイルや石張りの表面がツルツルの素材は避けましょう。一番気を付ける素材は、石の磨き仕上げ。雨などで濡れていると、滑って転ぶ危険があります。表面がざらざらしている素材が安心です。また、余談ですが、大理石は雨水で風化が早くなるので、屋外に使うのは避けるのがベターです。
2.楽しめる動線を考える
門まわりからアプローチやエントランスに向かう動線は、直線ではなく、来訪者が左右を眺めながら緑や花々を眺められるようなゆとりを持ったプランにすることで、潤いや安らぎのある空間になります。最近では緑の多いアプローチが人気。ガーデンセンターにはアプローチを彩るのにぴったりの花鉢などがたくさんありますので、ぜひチェックしておきましょう。
3.色選びで広く見せる
狭い空間では、暖色系の明るい色で構成することで、多少ながら広い印象を作ることができます。足元の下草やグラウンドカバーの葉の色を明るい色にするだけでも、敷地を広く見せるイメージ効果が生まれます。
カラーデザインの効果を実感! 3色のボーダー(セパレーション)で全体のイメージを変える
リフォームデザインの参考として、メインとなる2色の間をつなぐ色彩にブラック、グレー、ホワイトのボーダーを入れたときの、それぞれのイメージの違いを見てみましょう。
*CADパース:オーセブン株式会社
a.ブラック:全体を引き締め

門扉や手すりは、住宅のサッシの色と同じブラックにすると高級感が生まれます。住宅の外壁がブラウンの場合は特に効果が生まれます。
b.グレー:柔らかいイメージに

2色の間をグレーでつなぐことで境界があいまいになり、柔らかく見せることができます。
c.ホワイト:清潔感を演出

白を入れると清潔感が出て、爽やかで綺麗に見せることができます。
