いつまでも輝く女性に ranune
たこ焼き屋を営んでいた50代男性の後悔。「タコの代わりに入れたもの」がバレて店が潰れるまで――仰天ニュース特報

たこ焼き屋を営んでいた50代男性の後悔。「タコの代わりに入れたもの」がバレて店が潰れるまで――仰天ニュース特報

◆30%価格を下げて勝負することに

価格を下げて勝負
地元の信用金庫に勤める幼馴染の協力で300万円の融資を受け、10人ほどが座れるイートインスペースを設置。さらに、チラシを作成して3か月後にリニューアルオープンしました。

「最初の1週間は大勢のお客様が来てくれましたが、その後はまた閑古鳥が鳴くように。今は金融機関への返済もあり、何がなんでも売上を上げなければならない状況です」

原因を分析した結果、価格設定が高いと判断した新沼さん。現行価格より30%下げることで勝負に出ることを決めました。

「お財布に優しい価格は魅力的だと感じました。チラシ屋さんにお願いして、値下げをアピールするチラシを作成しました。そして、新価格で勝負です」

値下げ効果で再び客足が戻り、1カ月たってもその勢いは衰えませんでした。

◆タコの代わりに入れていたもの

ところが、半年ほど経つと来店客数が日に日に減少。その原因が判明したのは、1人の女子高生が新沼さんにスマホ画面を見せてきたときでした。

そこには美容系インフルエンサーの投稿があり、「見て見て!タコの代わりにかまぼこだって!セコー!」というコメントと共に、たこ焼きの中身を写した画像が拡散されていたのです。

実は、価格を下げるために、タコの代わりにかまぼこを混ぜて生地を作っていた新沼さん。最初は半々程度の比率でしたが、利益確保のために徐々にかまぼこを増やしていったとのことです。

「やってしまいましたね……。父の教えを守らなかったせいで、50年続いた店を潰すことになりました」

その後、新沼さんは店を閉め、父親の故郷である鹿児島へ移り住んだそうです。

<TEXT/八木正規>

【八木正規】
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
配信元: 日刊SPA!

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