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【鉢植え1つでOK】玄関前を即クリスマス仕様に! 簡単おしゃれなドイツ流デコレーション術

【鉢植え1つでOK】玄関前を即クリスマス仕様に! 簡単おしゃれなドイツ流デコレーション術

クリスマスの庭

冬が近づき、街の色が一斉に変わり始めたら、玄関前をクリスマスらしく温かく飾りましょう。フロントガーデンのデコレーションは、庭がなくても鉢植え1つから簡単に楽しめるのが魅力です。ブルーベリーやマツの鉢植え、赤い実ものやフェアリーライトを組み合わせるだけで、玄関がぐっと華やかになり、クリスマスムード漂う雰囲気に一変! ドイツ出身のガーデナー、エルフリーデ・フジ-ツェルナーさんが、「すぐ真似できる」フロントガーデンの演出アイデアをご紹介。各地域を映すクリスマス文化や、地域性を考えさせられるイベントエピソードもご紹介します。寒い季節も、玄関から「植物がある暮らし」を始めてみませんか?

木々がひときわ輝く秋の訪れ

紅葉
ozkan ulucam/Shutterstock.com

いま、まさに季節が移り変わるドラマチックな様子は、いつ見てもとてもワクワクしますね。日々の暮らしの中でも、特に木々が鮮やかに色づく変化ははっきりと認識でき、景観がガラリと変わるほどのインパクトを与えます。モミジバフウの真っ赤な葉や、鮮やかな黄色のイチョウの葉を目にすれば、その日は一日素敵な気分。どこの街にもある街路樹が、冬を迎えて葉を落とす前に、一年でも最も美しい姿を見せてくれます。

イチョウ並木
散り敷いた葉も美しいイチョウ並木。NGUYEN HOANG KHA/Shutterstock.com

木々の葉には、あまり魅力的でない構造物や場所を覆い隠してくれる効果があります。道路標識やお店の看板が枝や葉に隠れてしまうと、利便性の観点ではちょっと困りますが、特にいたるところに張り巡らされた電線や電話線を隠すことで、景観を向上してくれます。晩秋を過ぎると、今まで隠れていたこれらが露わになり、少し落ち着かない気分にさせられます。ドイツではほとんどの電線を地下に埋設していますが、この違いだけでも、街や村はより整備された美しい印象になります。

さて、この時期の木々からは、どのような剪定がなされたかも一目で見て取ることができます。枝と枝の間に十分なスペースをとり、電線などはきれいに刈り込まれた枝の間にしっかり隠された、美しい樹形の木がある一方で、何らかの理由でただ単に短く切られ、不格好な形になっている木もあります。葉のない時期にこうした木々を見ると、少し悲しくなってしまいます。どうしてこんなに美しい木々を、ほったらかされたような姿にできるのでしょうか。

庭やバルコニーの木や低木の剪定方法が分からない場合は、ぜひ専門家に相談してみてください。上手に剪定された木は見た目が美しいのはもちろん、初めにしっかりとした樹形の基礎が作られていれば、美しい姿を維持するのもずっと簡単になります。

いろいろな葉

イチジクの葉
大きくて重たい葉を持つイチジク。Ernest Rose/Shutterstock.com

私の庭にあるイチジクの木は、この季節は黄金色と茶色の葉をつけています。イチジクの葉は大きくて重ためなので、隣家の駐車場に落ちた場合、サクラの小さな葉のように簡単に吹き飛ばされてくれないのが唯一の欠点。先日隣人の方に偶然お会いしたので、駐車場に落ちたイチジクの葉を掃除させてくれるようお願いしてみたところ、快く受け入れてもらえたので、やっと一安心できました。

ほかの身近な大きな葉には、街路や公園によく見られるトチノキの仲間などがあります。

ビワ
長楕円形の葉が茂る常緑のビワ。emongrara/Shutterstock.com

落葉樹が秋に美しく装い、冬には裸になってしまう一方、常緑樹は、一年中変わらぬ緑の姿で頼もしく存在してくれます。一見ずっと同じ姿を保つかのように見えますが、もちろん変化もします。ただし、一度に全部の葉を入れ替えるのではなく、少しずつ更新していくのです。

ビワの木は枝ぶりが美しく、革質の緑葉はしっかりとして長もちです。庭では、風よけとして活躍し、風に弱い植物を守ったり、枝で囲って野菜を保護したりするのに最適です。

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