◆見栄を張らない!素直に「わからない」と言える誠実さ
知識をアピールしたくなる気持ちは、誰にでもある。しかし、本当に魅力的な男性は、わからないことを素直に認められる誠実さを持っている。筆者が接客したある男性客は、ワインリストを見てこう言った。
「ワインは好きなんだけど、正直詳しくないんだ。スッキリした味わいが好きなんだけど、おすすめはある?」
この一言で、筆者は彼が「素直な人だな」と感じた。知ったかぶりをせず、自分の好みを伝えて、プロに判断を委ねる。このスタンスは、非常にスマートだ。
現役女性マネージャーも、同じ意見だ。
「『これ、どういう料理ですか?』『このワイン、どんな味ですか?』と素直に質問してくださる方は好印象です。私たちはプロとして、お客様に最適な提案をするのが仕事ですから、むしろ質問していただいたほうが嬉しいんです」
知ったかぶりは、結局のところ「自分を大きく見せたい」という不安の表れだ。自分に自信がある男性は、素直に「わからない」と言える上に、スタッフとのやりとりから学びを得ようとする。その誠実さが、女性の目には非常に魅力的に映る。
高級ホテルで働く女性たちが「素敵だな」と感じる男性の共通点は、実はシンプルだ。それは、相手を尊重し、自然に気遣いができること。知識や財力ではなく、振る舞いに品格が滲み出る。
「男性の魅力は、年収や肩書きではなく、仕草や振る舞いに表れる」と、多くの富裕層や著名人を接客している現役女性マネージャーは語る。スタッフへの態度や女性への振る舞い、身だしなみなどが「一流の男」を演出する要素なのだ。
<取材・文/オオサキサオリ>
【オオサキサオリ】
ライター、JSA認定ソムリエ。前職では都内の外資系ホテルでソムリエとして勤務。レストランにて著名人・芸能人・富裕層などを接客した経験を持つ。現在はホテル、飲食ジャンルを中心に執筆活動を展開中。X(旧Twitter):@writer_sosk

