心の教育を土台に、未来へ羽ばたく世界市民力の育成へ

2026年、創立80周年を迎える同校。教育の未来像は、より主体性と国際性へと広がりを見せる。
「先の見えない社会の中で、子どもたちには『自分から学ぶ力』や『自分で未来をつくる力』を育んでほしいと考えています。星美クラスもインターナショナルクラスも、英語教育を重視しながら、国際社会に貢献できる子どもたちを育てていきたいと思っています。また、キリスト教の価値観、人に温かく接する心の教育は、これからも大切にしていきます。『人にしてほしいことを、あなたも人にしなさい』、この教えを土台に、優しく、思いやりのある子どもを育て続けたいと考えています」
制服に寄せる想いについて、校長はこう話す。
「〈marie claire PARIS〉は世界的なブランドです。その制服を着ることで、子どもたちが自分の行動や周囲への配慮に、自然と意識を向けられるようになってほしいと願っています。制服は単なる衣服ではなく、これからの学びを支える存在でもあると感じています」
新しい制服、新しい校名。サレジアン国際学園小学校の新たな章は、子どもたちが未来へ羽ばたくためのたしかな一歩となるだろう。
text: Tomoko Komiyama photos: Norihiro Shigeta
