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【50代のこよみ養生 Vol.45】ほてり・不眠・気分の落ち込みなどをケアする“秋の夜長養生”

【50代のこよみ養生 Vol.45】ほてり・不眠・気分の落ち込みなどをケアする“秋の夜長養生”

ふたつのツボ押しで睡眠の質を高めよう

秋の夜長を充実させるには、睡眠の質を高めることも外せません。陰が最も増えるのが睡眠時なので、陰を増やすにはよく睡眠をとることが要でもあります。しかし、そもそも陰が不足していると寝つきが悪かったり眠りが浅くなったりするので、眠りたくてもよく眠れない⋯⋯と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

秋の夜長をリラックスして過ごすことが習慣となれば、不眠はある程度やわらぐと考えられますが、さらに睡眠の質を高めたいならツボ押しもプラスしてみてください。ここでは、睡眠の質を高めるツボをふたつご紹介します。どちらも寝る直前にツボ押しするのがおすすめです。

◉入眠をスムーズにする「安眠(あんみん)」
耳の後ろの下向きにとがっている骨の先端から、指1本分下にあるツボで、精神の興奮を静めて入眠をスムーズに促します。呼吸に合わせて、吐くときに軽く押すようにするとリラックスしやすくなります。ベッドに入った状態なら、安眠のツボを指先で軽く触れるだけでもOK。ベッドに入ってもついいろいろ考えて眠れない、頭がさえてしまう⋯⋯という人はぜひ試してください。

◉深い眠りを導く「百会(ひゃくえ)」
頭のてっぺんにあるツボで、両耳を結んだ線と体の真ん中が交わる場所にあり、自律神経を整えて深い眠りへと導きます。ベッドに入って仰向けになり、中指を百会のツボに当ててゆっくりと呼吸を数回繰り返します。または、手のひらをあててツボを温めるのもいいでしょう。夜中に目が覚める、眠りが浅い、夢をよく見る⋯⋯といった人に適しています。

秋の夜長は、くつろげばくつろぐほど不調の緩和につながります。“秋の夜長養生”で、心身に潤いと安らぎを補ってくださいね。

画像素材/PIXTA

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