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その日に初めて出会った人の家に泊めてもらう。そんな毎日を5年近く続けている男がいるのをご存じだろうか?
それがシュラフ石田さん(34歳)だ。“令和の泊まりスト”と呼ばれるシュラフさんは、見知らぬ人の家に泊まることを通じて人と人のつながりを体感し、SNSなどで発信を続けている。7月6日に放送された、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』でも取り上げられ、話題を呼んだ。

◆気が付くと財布の中身が空っぽに…
初対面の人の家に泊めてもらうとなると、想定外のことが起ってもおかしくはない。しかし、すでに何日も泊めてもらっている気心の知れた人のところに泊まったときでも、想定外のトラブルに巻き込まれたことがあるそうだ。「まさか、こんな災難に遭うとは思いもしなかったです」と、シュラフさんは語る。「まだ20代だった頃、知り合いになった同世代の男性Aさんが、仕事の関係で長期間ホテル住まいをしていたんです。ツインの部屋だから好きなだけ泊まってもいいよと言ってくれたので、しばらくの間、お世話になっていました。ところがある日、Aさんがアプリで知り合った女性と飲みに行くことになり、その後に『この部屋を使いたいから、この日だけは外してもらえる?』と言われまして……」
その人にとって非常に大事な日。もちろんシュラフさんは快諾し、その日の夜はホテルを出て一人でお酒を飲んで過ごしていた。しばらくすると「もう戻って来ても大丈夫ですよ」という連絡が入ったので、ホテルへ戻ることに。
「ホテルに戻ると、Aさんと女性がベッドで眠っていました。『あ、上手くいったんだな』と思いつつ、僕も酔っぱらっていたので、空いているベッドでそのまま寝たんです。それで、朝になって起きたら女性の姿はすでにありませんでした。用事があって先に帰ったのかな? なんて思ったものの、妙に嫌な予感がして、何気なしに自分の財布を見たら……お金が一銭も無いんです」
◆被害総額はなんと100万円以上
2万円ほど入っていた財布のお金が消えた。これは、もしかしたら盗まれたかもしれないと思い、すぐにAさんを起こして財布の確認を促したところ、彼のお金は無事であった。「財布を無造作に置いていた僕にも非があるので……。いい勉強になったと諦めていたのですが、一週間後くらいに知らない番号から電話がかかってきたんです。出てみたらクレジットカード会社からで、『いまから読みあげる買い物をしたか確認したい』と言われました。すると、全く身に覚えのない買い物履歴ばかりだったので『全部心当たりはないです』と答えたら、電話口の人から『これは不正利用の可能性が高い』と。
そのカードはすぐに止めてもらったのですが、次の日に別のカード会社からも電話がかかってきまして……。当時、3枚のカードを持っていたのですが、すべて不正利用されていて被害総額は100万円以上でした」

