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精神疾患の親を持つ子どもたちに必要な支援

[2]子どもたちを「困っている、困っていない」で判断しない

精神疾患の親を持つ子どもたちは、自分を「困っていないように見せる」ことが多い。そのため、見た目や表面的な言葉だけで支援の要不要を判断すると、本当に必要なサポートが届かないままになってしまう。常に「困っていないように見えても、困っているかもしれない」という視点を持っていてほしい

[3]「してはいけないことをしない」の大切さを知る

支援の現場では「何かをすること」よりも、「余計なことをしない」姿勢の方が大切。子どもたちは家族や支援者との関わりの中で、否定されたり話をさえぎられたりする経験によって傷ついている。だからこそ、否定しない、最後まで話を聞くといった小さな積み重ねが、子どもにとって大きな安心につながる

精神疾患は当事者だけでなく、その家族にも影響を与えるということを知り、今回CoCoTELIの平井さんに詳しくお話を伺いました。

社会の中で、こういった困難を抱える子どもはまだまだ見えにくい存在であり、気づいていないだけで、自分自身の近くにもいるかもしれないと感じました。家族だけでなく、それ以外のコミュニティーの重要さを改めて体感した取材となりました。

撮影:十河英三郎

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