みなさんはチョコレートと聞いて「甘いおやつ」というイメージもあり「食べる」ものという認識が一般的。そんなチョコレートを「のむ」という新たな愉しみ方を研究し、情報を発信していくプロジェクトが「のむチョコ研究部」。株式会社 明治が立ち上げたプロジェクトで、今回2025年11月に次のステージへチャレンジしていく節目として「CHOCOLATE;the DRINK チョコレートは飲み物です。」(アスコム)を出版。
チョコレートを「のむ」ということはどんなことなのか? そしてどんなレシピ本となっているのか? 今回は深掘りしお届けしていきます。
食べるイメージが強いチョコレート。実は別の顔、飲み物のチョコレートの魅力とは?

日常や大切なシーンにいつも寄り添ってくれるチョコレート。そんなチョコレートとしてイメージするのは、板チョコレートやボンボンショコラなどの固形の食べるチョコレート。
「チョコレートは飲み物です」
そう書かれた書籍には、「のむチョコ」の魅力がたくさん書かれています。書籍からも一部を引用させていただくと……。
実はカカオの歴史は5300年といわれ、そのほとんどを人は飲み物として親しんできました。固形のチョコレートが生まれてからはまだ180年ほどしかたっていないので、カカオの歴史=飲み物のチョコレートの歴史といえます。
古代アメリカでは、カカオ飲料は飲むと活力が湧くと考えられ、珍重されてきました。そのときに飲まれていたドリンクは甘さのない苦い飲み物でした。
その後、スペイン人がヨーロッパにカカオをもたらし、砂糖と出会ったのをきっかけに、嗜好度がより高い飲み物へと進化していきます。今もなおカカオ産地で飲まれているカカオドリンク、ヨーロッパのカフェで飲まれているショコラショーやチョコラテ、チョコレートを飲むということは世界中で愉しまれ、そこには笑顔や会話、活気であふれています。
一方で、日本では板チョコレートとして広まり、今ではケーキとして、パフェとしてetc.様々な形のお菓子としてポピュラーなものに。
実はチョコレートは飲むことで、そのカカオ本来が持つ実の豊かな香りを楽しむことができるなど温度帯によって固形のチョコレートでは叶わなかったカカオの魅力を引き出すことができます。またカカオポリフェノールを摂取できる、というメリットも。
チョコレートを「のむ」という新たな愉しみ方を楽しめるチョコレートドリンクメーカー

明治が立ち上げた「のむチョコ研究部」が開発し、チョコレートを「のむ」というスタイルを日本の気候やニーズに合わせて、提案。日常的に手軽にのむチョコを愉しめるよう、作る難しさや面倒くささといったハードルを取り除くアプローチとして、専用プログラムを搭載した小型マシン「チョコレートドリンクメーカー」を開発。こちらのマシーンは応援購入サービスMakuakeで販売され、目標金額の4317%超となる4300万円を集め話題になりました。
好みの板チョコなど、材料を入れて水または牛乳など液体を入れてボタンをタッチするだけの簡単操作で、数分で完成する手軽さ。できたての濃厚&芳醇なチョコレートドリンクを毎日手軽に楽しめます。温め、撹拌の機能を組み合わせて自宅で気軽にチョコレートをドリンクを楽しめる様になりました。
そんな「のむチョコ研究部」が新しく手掛けた書籍は、このチョコレートドリンクメーカーや100均などでも手に入るハンディミルクフォーマーを使って様々な楽しみができる内容に。