
梅雨や台風の季節になると、めまいに悩まされることはありませんか?
東洋医学ではめまいにはさまざまな異なる原因があり、その原因別に適した養生法を用いて対処します。
頭がぼーっとする、ふらふらする、視界がぐるぐる回る⋯⋯など、めまいが気になる人はその原因をチェックして、ぴったりの養生法をとり入れてみてください。
めまいを引き起こす4つの原因とは

天気の影響で生じる「気象病」の代表的な症状のひとつが、めまい。現代医学では、気象病は主に気圧の低下によって引き起こされていると考えられており、血管にかかる圧力が低下して血液内の水分が血管外へ出て水分代謝が乱れる、血管が拡張して神経を刺激する、自律神経が乱れて平衡感覚をつかさどる内耳の血流が低下する、などが一因だと言われています。
一方、東洋医学ではめまいを「眩暈(げんうん)」と呼んでいます。眩暈の症状は幅広く、目がくらむ・チカチカする・視界がぼんやりするなどの目の症状のほか、頭がふらふらする、周りがぐるぐると回転するなどの症状も含まれています。
そうした眩暈と呼ばれるめまいの原因には、主に次のようなことが挙げられます。
・甘いもの、脂っこいもの、お酒のとりすぎ
・ストレスや激しい感情の変化
・脳の栄養不足
・老化、虚弱体質
めまいは、その原因によって適した養生法も変わってきます。めまいが気になる人はまず、原因を確認することからはじめましょう。
チェックリストでめまいのタイプを確認しよう

次のチェックリストで、該当する項目をチェックしてください。チェックが最も多かったものが、あなたのめまいタイプになります。
【タイプ①】
□頭がぼんやりして重い
□胸が詰まって苦しい
□吐き気、またはたんが多い
【タイプ②】
□怒りっぽい
□頭や目が張る
□赤ら顔、または目が充血気味
【タイプ③】
□体を動かしたり疲れたりするとめまいが起こる
□動悸、息切れがよく起こる
□疲れやすい、倦怠感がある
【タイプ④】
□耳鳴りがする
□もの忘れが多い
□足腰がだるい・力が入らない

