約9割が「見えづらさ」を放置している……
実際に、40〜64歳の7割が「アイフレイル」という言葉を知らないという調査結果があります(※日本コンタクトレンズ協会調べ)。
また、1年以内に眼科を受診した人は約3割にとどまり、視力矯正をしていない人の9割以上が「近くの見え方に不満」を感じているというデータも。見えづらさを感じながらも、そのままにしている人が多いのが現状です。
慶應義塾大学医学部の根岸一乃教授も、「未矯正のまま放置すると、生活の質や心身の健康に影響を及ぼす可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
つまり、“見えづらい”を年齢のせいにして放っておくことが、一番のリスクなのです。
放っておくとどうなる?「目の不調」は全身にも影響
目の疲れは、実は全身のコンディションにも関係しています。
ピント調整力が落ちることで目の筋肉がこわばり、肩こりや頭痛、集中力の低下などの“連鎖不調”を引き起こすことも。
「最近、なんとなく疲れやすい」「本を読むとすぐ眠くなる」という人は、目の疲れが原因の可能性があります。

