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【年末の整理・片付け意識調査】50代以上の女性はモノも人間関係も見直したい!

【年末の整理・片付け意識調査】50代以上の女性はモノも人間関係も見直したい!

4割が配偶者・パートナーとの関係を見直したい

人間関係の中で、さらに「夫婦関係」に注目してみましょう。

配偶者・パートナーがいる人のうち、関係が「良好」と答えたのは66.4%で、半数以上は安定しています。

しかし、将来の関係のかたちについては、「関係は続けたいが別居や生活拠点を分けたい」または「離婚・関係解消を望む」を合わせて22.7%に上りました。約5人に1人が、距離の調整や関係の再構築を視野に入れているという結果です。

cba / PIXTA

同居に否定的な理由としては、「同じ空間が負担」66.7%、「自分の時間を大切にしたい」60.0%、「自分のライフスタイルを優先したい」57.3%が上位を占めました。家族の独立や定年などのライフイベントを機に、「自分らしく暮らすための住まい方」を見直す動きが広がっています。

夫婦の形が一律ではない今、自由回答からは、同居以外の選択肢を柔軟に検討する姿勢が見えてきます。

  •  「子どもの自立後は、母の役割に縛られず、時間とお金を自分のために使いたい」(53歳)
  •  「考え方もテレビの好みも合わず、会話が続かない」(56歳)
  •  「別居婚を継続したい。会いたいときに一緒にいるのが長続きする」(58歳)
  •  「定年後の同居で“シェアハウス状態”に。仲は改善中だが、一人暮らしの快適さも捨てがたい」(63歳)

「心地よい人間関係」を新しく作り始めている

過去のつながりを徐々に整理しているためか、40~65歳女性の58.4%が「友人が減った」と実感しており、特に40~54歳では64.9%と高めでした。

減少理由は「自然に疎遠になった」63.0%、「自分から連絡を取らなくなった」44.4%、「無理に付き合う必要を感じなくなった」44.4%、「相手から連絡が来なくなった」35.0%が上位に並びます。

40~54歳では「自分や家族の生活を優先したい」26.2%、「趣味や関心が変わった」19.7%が他世代より高く、価値観や生活の変化が友人関係に反映されていることがわかります。

ハルメク 生きかた上手研究所 所長の梅津順江は「年末は“モノ”に限らず“コト”“トキ”“ヒト”まで見直しの対象。特に“ヒト”の整理は厄介ですが、趣味や学びを通じた新しいつながりが芽生え、前向きなアップデートが進んでいます」と分析しています。

マハロ / PIXTA

調査では、この1年で新しい人間関係を築いた人たちも。きっかけは、「趣味や習い事・サークルでの出会い」26.6%、「イベントや講座での出会い」11.3%、「SNS・オンラインコミュニティでの出会い」5.2%が挙がりました。

数より質へ。広く浅くから、心地よく必要なだけへ。等身大の距離感に整える動きが進んでいるようです。

整理・片付けはモノに限らず、習慣や人間関係にまで視野を広けている50代以上の女性たち。“心地よく、自分のための新しい年”を、すがすがしく迎えたいものですね!

配信元: HALMEK up

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