「4℃」店舗数・客数・売上のすべてが減少も、運営会社の業績は絶好調なワケ。今や“4℃論争”も過去の話に

「4℃」店舗数・客数・売上のすべてが減少も、運営会社の業績は絶好調なワケ。今や“4℃論争”も過去の話に

◆庶民向けのアパレルを扱う意外な一面も

 そしてアパレル事業の成長も目を見張るものがあります。2025年度上期は3%の増収、12%の営業増益でした。展開しているのがデイリーファッションの「パレット」。イトーヨーカドーやイオン、ダイエーなどを中心に出店をしています。特に関西圏に強みを持っています。

 庶民向けの手ごろな衣料品を扱うショップで、ジュエリーやアクセサリーを販売するヨンドシーが展開しているとは思えません。運営会社アージュの設立は1996年で、30年近く地道に事業に取り組んできました。2021年に売上が100億円を突破しています。

 今では、ヨンドシーの成長を担う存在になりました。

 4℃の客数が減り、減収になっても改革を実行できるのは、別事業で十分な売上と利益が出ているからこそのもの。パレットの売上が100億円を突破して事業が軌道に乗り始めたころに、4℃のリブランドに力を入れるようになり、羅針を子会社化したタイミングで男女比が逆転するという成果が出ました。改革を巧みに進めている印象があります。

<TEXT/不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
配信元: 日刊SPA!

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