◆モテる男性は言葉に気配りを込める
女性は共感を重要視するだけに「うっかり出た心無い一言」などにとても敏感です。たとえば、「落ち着いて見えるね」と言われれば(老けて見えるってこと?)と考えてしまうし、「幼く見えるね」と言われれば(子供っぽいってこと?)と考えてしまう。共感性が強いだけに他者の言葉の裏側を読み取る能力が高く、相手の思考を考えてしまうのです。
相手の気持ちを考え共感する能力が裏目に出てしまってるとも言えます。男性はそのあたり無頓着な方が多く、特に多弁で陽気な方はぺらぺらと思ったまま口に出してしまうため、その気がなくても言葉の裏を読まれ、誤解され、心を閉ざされてしまうことも多いでしょう。
これは「女性は面倒くさい」とかそういうことではないんです。そもそも男性と女性は特性が違うだけのこと。女性からすれば「男性は無神経」であり、男性からすれば「女性は面倒」となるだけです。
しかし、裏を返せばそれだけ女性は相手のことをしっかりと考えてくれるし、男性は何事にも悪気がないとも言えます。お互いが理解を深めればいいだけの話なのです。男性側としては「話す前に一旦言葉を選ぶ」を癖にすればいいだけのことです。
モテる男性は言葉に気配りを込め、モテない男性は無頓着に陽気に話すのです。
◆モテない理由③「あなたは博学だからモテないのだ」

もちろん博学であることが悪いわけではありませんが、「博学だからこそモテない」例も多々あるのが事実です。特にオタク気質に知識を極めた方は博学であることが逆効果に働くことも多いです。
異性とのコミュニケーションにおいて最もモテないのが「オタク喋り」です。これは相手の顔や目をまったく見ずにテーブルに目線を落とし、ひたすら自分の知識を延々と喋ることをそう呼んでいます。
私も若いときはその傾向があって、自分の好きなジャンルの話になると「ああ、それは実は解釈が間違っていて、監督はこういう意図を持って演出してるって5月号のインタビュー記事に書いてあるんだよね。ただ、僕なりに分析すると監督のバックボーンにはあの作品があって、おそらくそこから影響を受けてるんじゃないかなと思うんだよ。そもそも作品としてのクオリティは……」などと延々と相手の反応を見ずに目線を落として喋り尽くしていました。

