ヴィクトリア女王の歴史的なルビー&ダイヤモンドのティアラとまばゆいケープドレスで、これまでにない驚きのルックを披露
まさにロイヤルならではの圧巻のワンシーンだった。
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12月3日(水)、英国王室は公式国賓訪問中のドイツ大統領夫妻をウィンザー城で歓迎。夫妻をもてなすきらびやかな晩餐会のために、キャサリン皇太子妃は華やかさの限りを尽くした装いで出席した。
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昼間はプルシアンブルー(現在のドイツ北部プロイセン地方に由来する深い青)のコートをまとって、ゲストであるドイツ大統領夫妻を迎えたキャサリン皇太子妃(アレキサンダー・マックイーンのコートに、ジャンヴィト ロッシのネイビースエードブーツとジュリエット・ミリネリーのハットを合わせた)。晩餐会でもそのブルーを引き続きテーマカラーにしながら、ドイツにゆかりのあるヴィクトリア女王(在位1837〜1901)へのオマージュも込めた。
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キャサリン皇太子妃は、ドラマティックなシアーケープをなびかせながらスパンコールが全面にちりばめられたジェニー・パッカムのブルードレスをまとって登場。しかし、この夜最大の主役は、彼女が初めて着用した見事なティアラだった。
キャサリン皇太子妃が、ダイアナ元妃のお気に入りだったダイヤモンド&パールの「ラバーズ・ノット」を身につけている姿はファンにはおなじみだ。また「ロータス・フラワー・ティアラ」(ジョージ6世の王妃で、エリザベス女王の母親であるクイーン・マザーが、ジョージ5世夫妻から贈られたネックレスを作り替えたものとのこと)も何度か着用してきた。しかし正直に言えば、今回の国賓晩餐会でヴィクトリア女王の「オリエンタル・サークレット・ティアラ」が登場するなんて、まったく予想していなかった。
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このダイヤモンドのティアラには、実に魅惑的な歴史がある。ロイヤルファンブログ『The Royal Watcher』によると、ヴィクトリア女王のドイツ生まれの夫、アルバート公が1853年、妻のためにデザインしたものだという。このティアラにはなんと2600個ものダイヤモンドが使われており、もともとはオパールがあしらわれていたが、このティアラを相続したアレクサンドラ王妃(エドワード7世の妻で、ヴィクトリア女王の義理の娘にあたる)がオパールは「不運を招く」と感じたため、ルビーへと付け替えられた。
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さらに重要なのは、ヴィクトリア女王がこのティアラを「王位に属する相続財産」に指定したことだ(ガラードのウェブサイトによると、ジョージ6世死去後、エリザベス女王に受け継がれるはずだったが、クイーン・マザーがことのほか愛しているティアラだったため保管を許可し、死去後に継承したとのこと。エリザベス女王がこれを着用したのは2005年のマルタ訪問の際に1度だけだったという)。つまり、このティアラはロイヤルコレクションとして、今回のキャサリン皇太子妃のように、未来の王妃たちが受け継ぎ、着用していくことを意味している。
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その他のジュエリーに関して、キャサリン皇太子妃はもうひとりの女王にオマージュを捧げ、エリザベス女王のダイヤモンドのシャンデリアピアスを着用した。
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その夜を締めくくるかのように、キャサリン皇太子妃はウィリアム皇太子とまるでホリデーカードのような完璧なポートレートも披露。ウィンザー・テイルコート(王室の正式礼装)に身を包んだ夫とクリスマスツリーの前に並んで立っている写真は、今すぐにでもクリスマスカードに使いたくなる一枚だ。
※( )内編集部注
translation & adaptation: Akiko Eguchi
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