食楽web●グルメな町、大阪なんばにある行列店『豚と炭火。こぶた家』。豚肉の旨さ、自分で出汁をとって味わう茶漬けの美味しさをお伝えします。
大阪という都市の中でも、グルメ激戦区といっても過言ではない難波。そんな難波の商業ビルの中で行列になっている豚肉料理屋があるという情報をゲット。
しかもそのお店、豚料理が美味しいのはもちろん、「豚料理の新たな価値創造」がコンセプト。提供時にもスゴい仕掛けがあるということで、実際に食べに行ってきました。
なんばパークスの6階にある『豚と炭火。こぶた家』
休日ともなると行列の絶えない人気のお店今回やってきたのは、大阪難波でもかなり南寄り、南海電鉄のなんば駅に直結した複合商業施設なんばパークスの6階。有名店も並び、お腹を空かせた買い物客が行き交う中に『豚と炭火。こぶた家』があります。
お店に入ってみると、店内は明るくてオシャレな雰囲気。お店のスタッフに伺った人気メニューは「ぶたまぶし」という、うなぎのひつまぶし風のメニューとのこと。
美味しいのが確定しているジュージューというシズル感店内に土佐備長炭を使った焼き台を設置しており、豚肉は九州産の黒豚を使用しています。何とも贅沢な仕様でのひつまぶし風豚料理に、期待がどんどん高まります。
自分でとった出汁まで楽しむ「ぶたまぶし」が絶品すぎた
出来立てだし汁の炭火ぶたまぶし 1,690円登場したのがこちら。豚肉のお櫃ご飯が中心ですが、変わった物が入ったコーヒーサーバーもセットされています。中身をよく見てみると煮干しと鰹節。使い方か気になりますが、まずは、お櫃の中からいただいていきましょう。
上質な豚の脂がダイレクトに感じられるぶたまぶしまずは、プレーンな豚丼を。網の焼き台で焼かれた豚肉はパリッとした食感と炭火の香ばしさがあり、甘さ抑えめの醤油だれで味付けされています。上質な脂から豚の旨みがジュワ―っとあふれ、ご飯と相性がいい。
わさびの辛みが豚の旨味と相性バツグン薬味のねぎやわさびを乗せると、わさびの爽やかな香りで豚肉がよりサッパリとした印象に変化し、さらに食欲が刺激されます。
コーヒーフィルターを使って出汁を取るという初めての体験ひつまぶし風なので、次はお茶漬けを。ここからの一手間が楽しいんです。最初に登場したコーヒーサーバーには煮干しと鰹節がフィルターに入っており、自分でお湯をたっぷり注いで出汁をとります。この新鮮な出汁をご飯にかけていただく仕組み。
遠慮なくたっぷり掛けて食べるのが美味しさのポイント鮮度抜群の出汁からは濃厚な香りが漂い、上質な豚肉の旨みが溶け出して贅沢な仕上がり。自分の手で出汁をとる体験もあわせて、記憶にも残る料理となりました。
ほかの豚料理もこだわりがいっぱい
豚のほろほろ煮 1,749円豚料理の新たな価値を提供している『こぶた家』。ぶたまぶしのような独創的なメニューのほか、ローストポークや豚バラの角煮などの定番豚肉料理にもこだわりが詰まっています。
豚のほろほろ煮は、圧力鍋でじっくり煮込まれていてほろほろしていながら肉質の残る部分のコントラストが見事。
低温熟成豚の炭火ローストポーク 1,639円 [食楽web]こちらは24時間以上じっくりと低温調理し、とろとろになったローストポークが絶品の定食。玉ねぎ醤油タレがよく合います。
コクの強い六甲味噌に具材たっぷりな豚汁も贅沢仕様定食にはいずれも豚汁が付くのですが、濃厚な旨味のある六甲味噌を使った具沢山仕様。これだけでもご飯が進むクオリティとなっています。
何を食べても美味しい『こぶた家』。商業施設でのお昼ご飯という枠を超え、わざわざ食べに行ってもらいたいお店でした。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
こぶた家 なんばパークス店
住:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 6F
TEL:06-6599-8910
営:11:00~23:00(L.O. 22:00)
休:不定休
https://shinki-fs.co.jp/business/kobutaya
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。
