いつまでも輝く女性に ranune
「慶応卒の29歳女性起業家」が抱いた、同級生(日テレの人気女性アナウンサー)に対する複雑な感情「肩を並べるには“東大”に行くしかないと思った」

「慶応卒の29歳女性起業家」が抱いた、同級生(日テレの人気女性アナウンサー)に対する複雑な感情「肩を並べるには“東大”に行くしかないと思った」

◆岩田アナと自分を比較してしまい…

――かつて肩を並べていた親友がどんどん世間で影響力を持つのに対して、一介の会社員であるご自身が矮小に思えたということでしょうか。

大門遥:きらびやかなテレビの世界にいる彼女と、OL姿の自分を比較してしまって、落胆する日々でしたね。私の様子を見かねた周囲の友人が、「もうテレビ見ないほうがいい」と助言をくれても、当時の私はそれが逃げに思えて、情報を遮断することができませんでした。

 他方で、生来の真面目さと負けず嫌いがあって、仕事でも成果を出したいとかなり無理をしていたと思います。社会人4年目のとき、仕事を頑張りつつ、東大の大学院受験を目指したんです。

◆“東大”に行くしかないと思い立つ

大門遥
岩田アナと一緒に撮った一枚
――東大の大学院を志したのはどういう理由でしょうか。

大門遥:簡単に言うと、勲章が欲しかったんです。当時は東大生がメディアでもてはやされていた時期だったので、「親友に比肩できるようになるためには“東大”に行くしかない」と思ったんです。けれども人並み以上に仕事をしながら勉強時間を確保するのはかなり厳しくて、半年くらい2、3時間睡眠を続けました。研究室めぐりなどの根回しさえしていなかった私はあっけなく受験に失敗して、人生に絶望しました。その後、不眠症を発症してしまい、休職をすることになりました。

――岩田アナとの思い出を教えてください。

大門遥:本当に2人でいると楽しくて、たとえば語学の授業ではうるさすぎて先生に死ぬほど怒られた記憶があります。サークルのダンス練習を2人でついついサボってしまって、そのまま本番に臨もうとして先輩に叱られたこともありましたね。大学の中庭で2人でポージングをして写真撮影をしたり、私にとって気のおけない親友です。

 実は絵里奈について語るのは、この記事が初めてなんです。知名度で劣る私が絵里奈のことをメディアで語れば、多くの人は「売名行為だ」と思うでしょう。だから黙っていたんです。けれども、絵里奈にこのインタビューの話をしたら、「公表していいよ」と快諾してくれました。そして「そんなふうに遥が私を思っていたなんて気づかなかったし、私は遥を格好良いと思っているよ」とも。人気アナウンサーになっても気さくに応じてくれる彼女の懐の深さが尊敬できるし、ずっと背中を追い続けたいと思わせてくれる女性だなと改めて感じます。


配信元: 日刊SPA!

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