いつまでも輝く女性に ranune
「慶応卒の29歳女性起業家」が抱いた、同級生(日テレの人気女性アナウンサー)に対する複雑な感情「肩を並べるには“東大”に行くしかないと思った」

「慶応卒の29歳女性起業家」が抱いた、同級生(日テレの人気女性アナウンサー)に対する複雑な感情「肩を並べるには“東大”に行くしかないと思った」

◆岩田アナは「嫌いになれる要素がない」

大門遥
複雑な感情を抱きつつも、岩田アナの存在があったからこそ現在の自分があるともいう
――かつて、親友である岩田アナに対して執着し続けたとのことですが、当時は辛くなかったですか。どのあたりから、その執着は消えていくのでしょう。

大門遥:辛かったです。いっそのこと嫌いになれればいいのでしょうけど、絵里奈は容姿や肩書が素晴らしいだけではなく、性格も本当によくて、嫌いになれる要素がないんです。結局、恵まれて育ってきているから、人に対して汚い感情を持たないし、努力をまっすぐに信じられるから魅力的なんですよね。そんな彼女に向き合うのは、人間として自分のダメなところを直視させられているようで、きつい時間でした。

 休職後は、自身でペット関連事業を立ち上げるなどを経て、世界的コンサルとして名高いアクセンチュアに就職しました。アクセンチュアでの働き方にも数年のあいだ対応することができて、結果としてよい評価を受けたことにより、これまでの自分の過程を肯定的に捉えられるようになりました。

 また、自身の容姿へのコンプレックスについて、真摯に向き合えたことも大きかったと思います。ダイエットや美容医療・矯正などによって欠点を解消し、自分の課題や弱点から目をそらすことなく、全方位に努力を続けられました。そうした経験によって、自分で自分を認めてあげることができました。

◆「私は突然変異」起業したことに対して両親は…

――現在はそのアクセンチュアも離れて、ご自身でコンサルタント業をされていますよね。

大門遥:はい。自身のコンサルティング経験と美容医療が好きだったことを生かして、株式会社日本美容医療総合研究所という会社を立ち上げました。起業したばかりでHPが準備中で見せられないのが悔しいのですが、美容医療や再生医療などの自由診療のクリニックの経営コンサル・事業再生や、SNS運用などのマーケティング事業、またインバウンド事業を展開しています。共同経営の弁護士と、自社でデューデリジェンスを完結できるだけでなく、その後の立ち上げまで支援できる、M&A事業も展開しています。

――ご両親は現在のご活躍をどのようにおっしゃっていますか。

大門遥:私の家は「父親が企業に勤め、母親は家庭に入って家を支える」という古くからの日本にありがちな価値観です。起業をするという発想すら持たない両親にとって、私は突然変異みたいなものですから、「大丈夫なのか」とすごく最初は心配していました。けれども最近は、会社が順調に行っていることを理解してくれたようで、応援してくれています。


配信元: 日刊SPA!

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