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銀座No.1ホステスが暴露する「20万円のシャンパンを“お得に思わせる”」心理術。あざといけれど「自分は良い子のまま」

銀座No.1ホステスが暴露する「20万円のシャンパンを“お得に思わせる”」心理術。あざといけれど「自分は良い子のまま」

◆“最悪のケース”を伝えてクレーム防止

ここまで聞くと、「アンカリング効果=“買わせる”ためのテクニック」に見えるかもしれません。

でも実は、この効果が使えるのは値段の話に限ったことではありません。

ビジネスシーンでは、ネガティブな状況でのトラブル回避のためにも使うこともできます。

たとえば、お客様を20分ほど待たせてしまいそうなときは「30分程度お待たせしてしまうかもしれません」と伝えておく。結果、20分で案内することができたら、お客様は「思ったより早かった」と感じられ、ストレスが減ります。

テーマパークやレストランの待ち時間も、この心理を利用して、クレームが出ないように長めに提示されています。

“最悪のケース“を伝えることで、相手の心理的な負担を軽くする。これも立派なアンカリングです。

◆アンカリング効果は優しいテクニックにもなる

アンカリング効果は、恋愛でも相手のために使うことができます。

仕事が忙しくデートの時間がとれるかわからないとき。「今週は会えないかもしれない」と前もって伝えておけば、たった2時間だけ会えることになっただけでも「忙しいのに調整してくれたんだな」という気持ちになり、嬉しさが何倍にもなります。

よくないことは先に少し重めに伝えておくことで、逆に相手を喜ばせることさえできるのです。

アンカリング効果は「買わせるためのテクニック」として使われることが多いものですが、このように、使い方次第で「相手の気持ちの負担を和らげるクッション」にもなるものです。

相手の気持ちを先読みして、優しい使い方ができたら素敵ですね。

<文/山崎みほ>

―[経済レポーター×銀座No.1ホステス・山崎みほ]―

【山崎みほ】
経済レポーター。証券外務員一種/行動心理士。 株式投資情報のレポーターとして、上場企業の取材記事や経済ニュースを執筆。Yahoo!ファイナンス、YouTube等メディアでは上場企業社長のインタビューも行う。また、銀座の高級クラブでホステスとしても勤務、心理学と行動経済学の知識を基にNo.1を獲得。経済レポーターの深い洞察力と人気ホステスとして培った対人関係術を融合し、夜の世界では1日40組、昼間の営業職では成約率90%の成績を上げるなど、昼夜問わず結果を出すスタイルを築いている。Xアカウント:@mihoy001
配信元: 日刊SPA!

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