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【50代のこよみ養生 Vol.17】春ネイルに変える前に、薬膳で体の内側からのネイルケア

【50代のこよみ養生 Vol.17】春ネイルに変える前に、薬膳で体の内側からのネイルケア

大雪続きの大寒波もようやく去り、暖かい春が近づいてきました。そろそろ春の装いを意識してネイルも春仕様に変えたいけれど、肝心の爪がボロボロ……。
そんな人は、この春から薬膳体の内側からのネイルケアをはじめませんか?
ごはんのお供や味噌汁の具を変えるだけのお手軽薬膳で、美爪を手に入れましょう!

春はネイルケアにうってつけの季節

今日は二十四節気の「雨水(うすい)」9日目。“雪が雨になる季節”のはずなのに、寒波が長引いて大雪続きでしたね。雨水の節気はあと1週間ほど、ようやく雪解けとなりそうです。くれぐれも転倒や落雪、増水などにはご注意ください。

梅の開花も例年より遅れていますが、とはいえもうすぐ3月。花の便りが待ち遠しくなってきました。「そろそろネイルも春っぽくしようかな」という気分にもなってくるのではないでしょうか。ところがふと指先を見ると、爪のコンディションがいまいちでガッカリ……なんてことも。

東洋医学の視点で見ると、春は爪に変化が現れやすい季節と言えます。

春は五臓肝(かん)の働きがさかんになる季節。肝には血(けつ≒血液)を蓄える働きがあり、爪はその肝に蓄えられている血から作られていると、東洋医学では考えます。そのため爪には肝の状態が反映されやすく、肝の季節である春は爪にもその影響が及びやすいわけです。

だからこそ、春は肝のケアをすることで爪の状態を改善しやすい季節でもあります。

ネイルケアというと一般的にはクリームやオイルなどによる外側からの保湿ケアが多いと思いますが、この春からはそこに薬膳や生活習慣によるネイルケアもプラスして、体の内側からも美爪をめざしてみませんか?

爪のコンディションが悪いときに見直すべき3つの生活習慣

健康な状態の爪は、ピンク色でつやがあり、表面にすじや凹凸などがないアーチ形。この状態ではない場合は、肝になにかしらの不調があるサインです。

肝の役割は、体内の気(き=エネルギー)をめぐらせることと、血を蓄えること。気のめぐりは血液循環を促す力でもあるので、肝は気のめぐり血のめぐり血の貯蔵量に関わる臓と言えます。
つまり、爪のコンディションが悪い場合、主な原因として肝の不調による気の滞り血の滞り血の不足が関係しているわけです。

肝の不調を招く原因は、大きく次の3つ。

①ストレス
②夜ふかし
③スマホやPCなどによる目の使いすぎ

爪の色・つや・形になにかしらの異変が見られる場合は、まず、この3つについて見直してみることが大切です。ストレスが多いと感じるなら意識的に息抜きをする、夜ふかしが多い場合は少しずつでも早く寝る日を増やしてみる、スマホなどを見すぎているなと感じたらスマホを使わない趣味をはじめてみるなど、できることから生活習慣を改善してみましょう。

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