冷えやすく余分な水分がたまりやすい「陰>陽」タイプの春分の過ごし方

チェックAに該当する項目が多かった人は、陰気が陽気より強い陰陽バランスが「陰>陽」のタイプで、冷えやすく余分な水分がたまりやすい傾向があります。普段、日中の外出が少ない、運動不足、偏食気味、朝食を抜いている、冷たいものを食べすぎているなどの傾向はありませんか? 「陰>陽」の陰陽バランスを整えるためには、陽気を補うことが課題です。春分の期間は、ぜひ次のポイントを意識してみてください。
・朝日浴をする
陽気は日光を浴びることで補うことができます。特におすすめなのは、新鮮な陽気を浴びることができる朝日浴。朝日を浴びながら深呼吸をして、自然界の新鮮な気(き=エネルギー)を体内にとり入れていきましょう。紫外線対策は忘れずに。
・ウォーキングをする
体をよく動かすと、体内で陽気が生まれて体が温まります。まずは激しい運動ではなく、ウォーキングなどの軽い運動を。朝日浴がてら早朝ウォーキングをすると、一石二鳥です。
・ドキドキワクワクした気分で過ごす
楽しい気分やワクワクした気持ちになることは、血行をよくし、気の流れをスムーズにして体を温めます。心が弾むような音楽や映画、お笑いなどを楽しんだり、花見や美術館めぐりといった心が豊かになるような予定を入れたりして、ドキドキワクワクした気分で過ごしてください。
・陽気を補う食材をよくとる
野菜類ならいも類・かぼちゃ・にら・ピーマン・たまねぎ・キャベツ・しょうがなど、肉類なら牛肉・鶏肉など、魚介類ならあじ・いわし・さけ・えびなどが、陽気を補う食材としておすすめです。調理法は煮る・炒める・揚げるなどがいいでしょう。なお、冷たい飲食物は控えめに。
熱がたまりやすく乾燥しやすい「陽>陰」タイプの春分の過ごし方

チェックBに該当する項目が多かった人は、陽気が陰気より強い陰陽バランスが「陽>陰」のタイプで、体内に余分な熱がたまりやすく乾燥しやすい傾向があります。普段、忙しすぎてあまり休んでいなかったり、寝る時間が遅くて睡眠不足だったり、食べすぎていたり、ストレスがたまっていたりしませんか? 春分の期間に陰陽バランスを整えるためには、次のポイントを押さえて陰気を補うことを意識してみましょう。
・競争を避ける
競争はストレスを生み、心身を過剰に興奮させるため陽気が強くなり陰気を消耗してしまいます。春分の期間はできるだけ競争を避け、他人の目を気にしないように過ごしてみてください。
・早く寝る
夜起きている時間が長ければ長いほど、体内に余分な熱がたまり、陰気が不足しやすくなります。陽気が強くなりすぎる主な原因のひとつが夜ふかしなので、春分の期間はなるべく早く寝て陰気を補い、偏った陰陽バランスを整えましょう。
・読書やクラシックなどでゆったり過ごす
この時期はアクティブに活動するよりも、ゆったりとくつろいでおだやかな気分で過ごすのがいいでしょう。読書を楽しんだり、クラシックなどの心が落ち着く音楽を鑑賞したりして過ごしてみてください。また、イライラして怒りっぽくなっている人は、泣ける映画などを鑑賞して思いっきり涙を流すこともおすすめ。東洋医学では悲しい感情は怒りの感情を抑えると考えられているので、涙は怒りを洗い流してくれるでしょう。
・陰気を補う食材をよくとる
野菜類ならトマト・きゅうり・レタス・ほうれんそう・大根など、肉類なら豚肉・鴨肉など、魚介類ならたこ・いか・貝類・海藻類などをよくとるといいでしょう。調理法はゆがく(湯通し)・ゆでる・蒸すなどがおすすめです。辛いもの、脂っこいもの、お酒などは控えめにしましょう。
なお、チェックA、Bともに該当する項目がなかったという場合は、陰陽バランスが整っている状態。その場合は、チェックAが多かった人におすすめした陽気を補う食材と、チェックBが多かった人におすすめした陰気を補う食材を、それぞれ同じぐらいとるようにすると陰陽調和がはかれます。
春分を過ぎたら暖かい陽の季節がはじまります。その前に陰陽バランスを整えて、季節の不調が起こりにくい体作りをしておきましょう。
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