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大人の会話を格上げ!哲学用語の正しい使い方は?アンチテーゼって何?

大人の会話を格上げ!哲学用語の正しい使い方は?アンチテーゼって何?

会話がグッと深まる哲学用語3【パラドックス】

パラドックスのイメージ

「パラドックス」は、日本語では「逆説」と訳されることが多い言葉です。一見すると間違っているように見えて、よく考えると正しいこと。または、その逆で、正しいように見えて実はおかしいことを指します。

単なる「矛盾」と違うのは、「矛盾している二つのことが、同時に成り立ってしまう」ような状態も含むところ。ぱっと聞いた印象と、じっくり考えたときの印象が食い違うような表現が、パラドックスです。

代表的な例としてよく挙げられるのが、「急がば回れ」「負けるが勝ち」など。最初はおかしな言葉に感じても、意味を知ると深みが感じられる、味わいのある表現です。

  • 使い方例

「いまのコメンテーターの意見は、よく考えてみるとパラドックスだった気がする」

会話がグッと深まる哲学用語4【アンチテーゼ】

「テーゼ」は「命題・定立」、つまりある立場や主張のこと。「アンチ」は「反対の」という意味です。ふたつを合わせた「アンチテーゼ」は、「反対命題」「対立する考え方」といった意味になります。

ポイントは、単なる「反対意見」ではないこと。いったん、相手の主張(テーゼ)に一定の理解を示したうえで、「別の立場から見れば、こういう考え方もある」と、新しい反対意見を提示するニュアンスが含まれています。

社会の流れやブームを語るときにもよく使われ、ある価値観が強くなりすぎたときに、それへの反動として起こる動き全体を「アンチテーゼ」と呼ぶこともあります。

  • 使い方例

「最近、ミニマムな暮らし方が注目されているのは、かつての大量消費時代へのアンチテーゼなのかもしれない」

配信元: HALMEK up

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