子どもが結婚することになったら行う「両家顔合わせ」での母親の服装って？50代女性のエレガントな魅力を引き出すためには、気品あふれるカラーやデザインを選ぶことが大切。失敗しないために覚えておきたいマナーや注意点も解説！
両家顔合わせで覚えておきたいマナーやポイント
新郎と新婦、両家の親が初めて会う、顔合わせ食事会。悩んでしまうのが「自分たちは何を着ていけばいいの？」という点です。自分たちだけで出かけるのではなく、相手の親との顔合わせになるため、服装選びも慎重になってしまいますよね。
顔合わせのときの服装を選ぶときは、いくつかのマナーやポイントを押さえておくと失敗を回避しやすくなります。
ここからは、両家顔合わせで覚えておきたいマナーや注意点をご紹介します。
両家のドレスコード（格）を合わせる
顔合わせは新郎と新婦の両家が集まって婚約を祝い、親睦を深めるための大切な場所であるため、両家のドレスコード（格）を合わせることが大切です。
一方はカジュアルで、もう一方はフォーマルなど、両家の服装がアンバランスだと「格」の違いにショックを受けたり、なんとなく気まずい雰囲気になってしまうことがあります。
服装のバランスを合わせることは、顔合わせを成功させる上でとても大切なマナーの一つです。子どもを通してドレスコード（格）を決めるといいでしょう。
会場の雰囲気に合わせた服装にする
顔合わせの会場に合わせた服装を選ぶことも大切です。
高級料亭や高級ホテルのレストランの場合は、フォーマルを意識。カジュアルレストランであれば、少しドレスダウンして、きれいめなワンピースなどを選ぶといいでしょう。
夫婦で服装の質や雰囲気を合わせる
両家のドレスコードや会場の雰囲気に合わせるだけでなく、夫婦で服装の質や雰囲気も合わせましょう。夫婦でファッションを合わせると、まとまりが出てきちんとした印象や上品なイメージを与えられます。
控えめで落ち着きのあるカラーを選ぶ
顔合わせでの母親の服装としては、ブラックやネイビー、ベージュやダークグリーンなど控えめで落ち着きのあるカラーが適しています。
これらの気品あふれる色は50代の女性のエレガントさを引き出し、上品な印象を演出してくれる色です。ブラックやネイビーといった濃いカラーは引き締め効果も期待でき、気になる体型もすっきり見せてくれるでしょう。
子どもより目立つ服装は避ける
両家顔合わせでは、子どもより目立つ服装は避けることが大切です。
顔合わせは両親にとっても非常に大切な日ですが、主役はあくまでもこれから結婚する子どもたち。子どもたちの服装やカラーをあらかじめ聞いておき、引き立てられるものを選ぶといいでしょう。
シンプル過ぎる、地味過ぎる、色が暗いと感じる場合はアクセサリーをプラスしたり、羽織りを明るく淡い色のものにすると、上品な着こなしにできます。
過度な露出は避ける
一般的に、食事会の場合は女性は落ち着きのある上品なデザインのワンピースやスーツを選ぶ人が多いようです。スカートにする場合は、膝丈かそれより長い膝下丈やミモレ丈を選び、露出を避けるようにすると、大人女性の上品でエレガントな魅力が引き立ちます。
アクセサリーで華やかさをプラス
シンプルなカラーやデザインの服装でも、アクセサリーを上手に使えば主張し過ぎない、上品な華やかさをプラスできます。
大振りなものやギラギラした派手なアクセサリーは目立ってしまうため、避けるのが無難。華奢なネックレスや、小さなダイヤなどの石が付いたものがおすすめです。
主張し過ぎない控えめな輝きで顔まわりを明るくし、エレガントさをプラスしてくれるパールのイヤリングも大人女性にぴったりです。胸元をすっきり見せたい場合は、ロングネックレスを使うとアクセントになりますよ。
子どもに間に入ってもらう
両家の服装の雰囲気がアンバランスになってしまうことは、どうにかして避けたいもの。
事前に会場を決めていたとしても、人それぞれで認識は大きく異なります。大雑把に決めてしまうとすれ違いが起こる可能性もあるため、子どもに間に入ってもらい、細かくしっかり打ち合わせしておくと、スムーズに格を合わせられるでしょう。
場所別！顔合わせにおすすめの50代母親の服装・コーデ
ここからは、顔合わせにおすすめの50代母親の服装やコーディネートを場所別にご紹介します。
セレモニースーツ
セレモニースーツは、両家顔合わせのときの定番の服装です。上質なセレモニースーツはそれだけでシックでエレガントな雰囲気を出せるので、迷ったときはセレモニースーツを選ぶと、失敗を避けられるでしょう。
子どもが振り袖や着物を着る場合は、母親も落ち着いた着物で合わせてもOK。
結納を含めた顔合わせの場合は、「準礼装（セミフォーマル）」をイメージして、さまざまなフォーマルシーンで使えるセレモニースーツを選ぶのがおすすめです。
高級料亭
結納を行わない場合は略礼装（カジュアルな結婚式や、2次会向きの服）でもOKでしょう。
新郎側、新婦側で連絡を取り合っておくと格をしっかり揃えられます。和食の高級料亭の場合、タイトな服だと座敷で長時間正座をするのが大変なので、その点も考慮して選ぶといいでしょう。
ホテルの高級レストラン
おしゃれな高級ホテルのレストランでの顔合わせの場合、高級料亭の場合よりもやや華やかな装いでもOKとされることが多いです。
高級感のある素材の落ち着いたカラーの控えめなドレスで、大人の魅力あふれるエレガントなドレスアップを目指しましょう。シンプルな服の場合でも、レースがあしらわれていると華やかさを出せます。
カジュアルレストラン
最近では、おしゃれなカジュアルレストランで顔合わせをすることも多いようです。ただし、服装はカジュアル過ぎるものは避け、上品さやエレガントさを意識して、夫婦でまとまりのあるコーディネートにするのがおすすめです。
「よそ行きの服は緊張してしまうから、いつも通りの服装で顔合わせしたい」など、両家の意見が一致した場合はもう少しカジュアルでもOK。カジュアルレストランの場合でも、事前にある程度の打ち合わせをしておくと安心でしょう。
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。
