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中島裕翔の卒業でHey! Say! JUMPが被った“想定外の損失”。「プロレベルの特技」の恩恵が無くなりファン落胆

中島裕翔の卒業でHey! Say! JUMPが被った“想定外の損失”。「プロレベルの特技」の恩恵が無くなりファン落胆

◆山田涼介との関係性

山田涼介の誕生日を祝う中島裕翔
山田涼介の誕生日を祝う中島裕翔 Hey! Say! JUMP公式Instagramより
 中島と山田涼介、そして知念侑李という同学年の3人は、揃って堀越高校に入学、JUMPデビューの前には、限定ユニット扱いで、いわばJUMPの前身といっていいグループ「Hey! Say! 7」としてCDデビューを飾っている。中島、山田、知念、そして有岡大貴と高木雄也の、のちのJUMPメンバーとなる5人組だ。JUMPの前身から中島はセンター扱い、大切に大切に育てられてきた。

 しかし、だ。2006年から日本テレビ系で放送された連続ドラマ『探偵学園Q』に出演した山田涼介が爆発的な人気を獲得し、その勢いを残したままJUMPがデビューしたことにより、JUMPデビュー時からしばらくの間は山田一強のような状態が続く。

 デビューほどなくして、センターの座も山田にとって変わられる。

 当時のことはのちに本人たちもたびたび振り返っているが、確執のようなものも生まれ、時にはぶつかることもありながら、長い活動の中でお互い理解とリスペクトを深め、いつしか心強い存在へと変化していったことは彼らの絆を強めたストーリーの中でも重要な要素だ。

 中島と山田といえば、‘12年リリースのシングル「SUPER DELICATE」のサビ部分で、二人が至近距離で顔がくっつくほどに向かい合うパートがあり、コンサート時のその瞬間は、アリーナやドームが揺れるほどの歓声に包まれたことも強い記憶にある。それらも失われることも大きな喪失だ。

◆ドラマー&カメラマンとしても活躍

 そんななか、中島はこだわり屋、好奇心の強さなど、趣味人としての資質を少しずつ開花させていく。

 特技であったドラムのスキルはどんどん上昇し、JUMPがバンドスタイルで演奏するときのリズムの要として、バンドを引っ張る存在だった。

 ひたすら明るく動きも大きい、そしてコンサートの際にファンを煽るような役割も担っていた部分もあった。いわゆるムードメーカー的存在でもあったかもしれない。

 ファンが喪失感をおぼえる大きな理由のひとつは、カメラマン・中島裕翔の喪失もあるだろう。

 趣味ではじめたカメラの腕もプロレベルとなり、たとえばカレンダーなど、Hey! Say! JUMPが公式で展開する写真などにもカメラマンとしての腕を存分に発揮してきた。

 なかでもメンバーだからこそ撮影できた数々のメンバーのオフショットの自然な表情などへの人気は高く、この先それが見られないことを嘆く声は多数みられた。


配信元: 日刊SPA!

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