肝斑におすすめなのはレーザー治療

肝斑は、摩擦などの刺激で発生することもあるため、適した照射のできる医師を指名し、レーザー治療を受けるのがべター。
垣花さんの場合、肝斑と同じエリアにもシミがあるため、「ピコスポット」と「ピコトーニング」のレーザー治療を併用することに。
- 肝斑から外れたエリア(左右のこめかみ付近)にある、2つのシミをピコスポットで取る
- 肝斑部位に数回ピコトーニングを照射し、肝斑を鎮めた後に、ピコスポットでシミを取る
の手順で治療するのが良いそう。
また状況を見て、トラネキサム酸(メラニンの生成を抑え、同時にシミで起こっている炎症を抑える作用を持つ)の塗り薬の併用が推奨されます。
「ピコトーニングをすると、もやっとした肝斑が薄くなるので、シミが目立ってくるように感じるかもしれませんが、それは肝斑に効いているということなので、良い反応です。逆に、ピコトーニングを1か月間隔で2回ほど行っても肝斑の改善が見られない場合、お肌の様子を見て、別のマシン(シルファーム)に変更しましょう」(橋本院長)
ピコスポットとピコトーニングを照射
カウンセリングの後は、いざ照射。肝斑部位から外れた位置にあるシミへのピコスポットと、肝斑へのピコトーニングは同日の施術が可能です。
使用するマシンは、2023年9月に同クリニックへ国内初導入されたの最新型のピコレーザーである「ピコハイ(PICOHI)」。ピコスポット→ピコトーニングの順に照射します。
【ピコスポット】

【ピコトーニング】

ピコトーニングは看護師が施術を行うクリニックも多い中、スキンフィニティクリニックではカウンセリングを行った橋本院長が丁寧に照射をしてくださるので、安心。
直後はピコスポットを打った部分のみ、色が濃くなりますが、従来のレーザーのようにテープを貼る必要がないため、お化粧で隠すことも可能です(完璧には隠れないので、施術スケジュールは計画的に!)
そしてその濃くなったシミは「1週間~1か月(ターンオーバー速度により異なる)かけてかさぶたとなり、やがて自然と剥がれ落ち、シミが薄くなる」経過をたどります。洗顔やスキンケアは通常通り行ってOK。かさぶたを自分で剝がすのはやめましょう。
スキンフィニティクリニックでは、施術後の経過説明はもちろん、照射後の適切なスキンケアについてもレクチャーしてくださいました。
照射前のお肌・照射直後のお肌・1週間後のお肌

【画像左から:左頬の「照射前」「照射直後」「照射1週間後」】

【画像左から:右頬の「照射前」「照射直後」「照射1週間後」】
施術直後はご覧のように、少し濃くなっているのがわかるはず。そして時間の経過とともにかさぶたが自然に剥がれます。
右側(下段写真)のこめかみあたりは、かさぶたが剥がれ落ちた痕がややピンクになっています。こちらは時間の経過とともに赤みが引くので、その間は、日焼けや摩擦に特に注意してください。
「お友達に『お肌がキレイになったけれど、何をしたの?』と聞かれたの。確かに直後はちょっと濃くなったけれども前髪で隠れるし、気付いたらシミがなくなっていてうれしい!来月もピコトーニングに行ってきます」(垣花さん)
シミ治療後は紫外線を避ける必要があるので、紫外線が弱い秋~春が、施術を受けるチャンスです!

