◆山林で襲われるケースも
![[クマvs人間]ガチンコ撃退術](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2025/12/1765153862147_xmuun8upgim.jpg?maxwidth=800)
「“原生林の熊”の通称でYouTubeを運営しているので、動画を撮影しながら舞茸を採っていたら、ガサガサと物音がして、気づいたら子グマが木に登っていた。これはクマ襲来のサインなんです。要は、母グマが子に狩りの仕方を教える際に見られる行動。
とっさに杖代わりにしていた木の棒を振り回し、母グマに叩きつけたのですが、30秒ほど追いかけ回され、腕と脚を爪で引っかかれた。不幸中の幸いだったのは、若い母グマで体長80㎝ほどだったこと」
◆クマ対策で有効なグッズ
佐藤さんはその3日後には再び山へ。「対策をすれば山中で遭遇するクマは決して怖いものではない」と話す。「クマは警戒心が強いので50m以上離れていれば、襲ってくることはありません。仮に気づかれたら、刺激しないよう静かに後ずさりすれば、山中のクマはほぼ近づいてこない。だから、さまざまな警戒音を鳴らせる『熊よけホーン』を携帯して、25m歩くたびに鳴らすようにしました。『ここに人間がいる』と知らせることが重要。
ただ、すでに臨戦態勢にあるクマには通用しないので、二股に分かれた槍状のクマ撃退用山菜採りポールを開発しました。頭と顔を守れるヘルメットも購入した。クマスプレーも装備しているのでクマ対策は万全です!」

