いつまでも輝く女性に ranune
痛みの原因は別にあるかもしれない…診察で、医師の「ひらめき」「洞察」が働く患者とは?【臨床医が解説】

痛みの原因は別にあるかもしれない…診察で、医師の「ひらめき」「洞察」が働く患者とは?【臨床医が解説】

「順序立てて話す/聴きながら受け止める/落ち着いた態度を保つ」

医師が自由に思考を広げられるように、余白を与え、信頼の空気をつくる。そのために特別な知識は必要ありません。必要なのは、「順序立てて話す」「聴きながら受け止める」「落ち着いた態度を保つ」という三つの行動です。

医師は安心して考えられる条件が整うと、思考は深まり、それまでの多くの経験と結びついて広がっていきます。その過程で、光のように「ひらめき」が生まれます。その瞬間こそ、患者力が医師の力を引き出した場面と言えるでしょう。

まとめ

医師のひらめきは、患者の信頼と安心感の中から生まれます。

患者が落ち着いて話し、医師の説明を遮らず、身体の変化を冷静に語る。その一つひとつの行動が、医師の思考を促し、診断の精度を高めていきます。反対に、不安や不信感が会話を支配すると、医師の思考は狭まり、ひらめきは遠ざかってしまいます。

良い医療は、医師の努力だけでは生まれません。患者が医師の思考の流れを支え、医師が患者の声に耳を傾けるとき、そこに偶然を超えた奇跡が訪れます。

医師のひらめきを引き寄せるのは、医師を信じ、医師の思考を支える姿勢です。そしてその力は、誰にでも備わる「患者力」の中にあるのです。

宮澤 哲夫

みやざわ耳鼻咽喉科 院長

医師・薬剤師

提供元

あなたにおすすめ