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憧れのリッツ・カールトンを所有できる…?ハワイの「ホテルコンドミニアム」購入後に投資家を悩ませる「想像以上の費用」の正体

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ホテル改装の負担はオーナーへ

ホテルコンドに関する支出で、多くの人が見落としがちなのが「改装費用」の扱いです。

世界的ブランドホテルは常に最新で美しい状態を保つ必要があり、数年ごとに客室の内装や設備を全面的にアップグレードします。特にハワイのホテルは築年数が経っている物件も多いため、定期的な改装修理は日常茶飯事と言えます。この際、ホテル側から改装内容が提示され、多くの場合、工事費用はオーナーが自己負担することになります。

家具の総入れ替え、バスルームの刷新、床材の変更など、すべてホテル基準で行われるのですから、その費用は決して小さくありません。現在実施されている「カライ・ワイキキビーチ」の全面改装では、各オーナーに数千万円規模の負担が生じており、工事の大きさからしても非常に重い出費となっています。

加えて、ロビーやプール、レストランなどの共用部の改装費についても、オーナーに請求されるケースがあります。自室の内装や修繕だけでも大きな負担となるホテルコンドですが、ホテル全体の共用施設まで含まれると、その支出はさらに膨らみます。

「ホテルクオリティを維持できる」というメリットは、裏を返せば「その品質維持はオーナーの負担によって成り立っている」ということでもあるのです。

知っておきたい、ホテルコンド利用時のその他注意点

管理費用以外にも、ホテルコンドを所有する上で注意しておきたいポイントはいくつかあります。

まず、ホテルレンタルに参加している場合、購入した部屋を自身で利用する際も、通常のホテルと同じようにチェックイン・チェックアウトの事前予約が必要です。特に夏休みや年末年始などの繁忙期には予約が取りにくくなるため、6~12ヵ月先まで計画して部屋を押さえておくオーナーも少なくありません。

また、ホテルコンドでは基本的に私物を部屋に置いておくことができません。一部の物件には「オーナーズクローゼット」と呼ばれる鍵付き収納スペースがある場合もありますが、収納できる荷物は限られています。家具はあらかじめ備え付けられており、自由にデザインや配置を変えることは基本的にできません。そのため、自分好みの家具やインテリアを取り入れたい方には、少し制約を感じることもあるでしょう。

オーナーとしてホテルコンドを楽しむには、自由度の低さや利用制限を理解しつつ、計画的に活用することがポイントです。

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