大阪・関西万博会場のシンボルだった「大屋根リング」の解体をめぐり、実業家らがSNSで議論を交わしている。

「前の大阪万博で太陽の塔を壊すようなもの」
大屋根リングは、国産のスギとヒノキ、外国産のオウシュウアカマツを用いて日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な「貫接合」に、現代の工法を加えて建築されたもの。「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表す万博会場のシンボルだった。「世界最大の木造建築物」として、ギネス世界記録にも認定された。
会期中は人々の移動や、雨や日差しを遮る屋根として使われた。
当初は全てを解体する予定だったが、保存を望む声を受け北東部分の200メートルのみを残し、人が登ることのできる形で活用する。解体された木材の一部は、能登半島地震の被災地に送られ、災害公営住宅などに再利用される予定だ。
株式会社アラタナ、株式会社ノットアホテルなどを手がける実業家の浜渦伸次さんは2025年12月7日、解体開始を伝えるニュースを引用し「残念で仕方ない。日本の恥」と不快感を示した。
続く投稿では、「前の大阪万博で太陽の塔を壊すようなもの。残念すぎる」ともしている。
「金より文化とか作品のが上なのに」
ホリエモンこと堀江貴文さんは、浜渦さんの投稿を引用し「いやマジで」と共感。
幻冬舎の編集者で実業家の箕輪厚介さんも、「まじそれ。判断の優先順位が違うんだよな。金より文化とか作品のが上なのに」と同調している。
起業家の石川涼さんも、「香川県の体育館といい、本当に日本の政治家は未来への想像力も創造力も全くない。何のための政治家なのか」と困惑を示し、「これ実現してほしかったなー」と大屋根リングがそのまま緑あふれる公園になったイメージ図を公開した。
起業家でYouTuberの中野優作さんは、「世界に誇れる後世に語り継ぐべき数少ない歴史を、一時代の政治家の判断で簡単に破壊しないでほしかった」とつづった。