こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆40代の常連客からしつこく口説かれて困る29歳女性
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。今回のご相談者は「おぢアタック」に悩む京香さん(仮名・女性・29歳)。
おぢアタックとは35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に恋愛感情を抱き、口説き落とせるかもしれないと勘違いしてアプローチしてくる行為のこと。いわゆる迷惑行為として広まっている造語です。
「私はワインバルで働いているんですが、そこに来る40代の常連のお客さんからしつこく口説かれて困っています。
その常連さんはどこかの会社の役員をされているそうで、身ぎれいでさわやかな印象でした。恋愛感情は今まで1ミリも抱いたことはないんですが、最初はスマートな紳士だと思って好感は持っていたので、ニコニコと愛想よくしながら話し相手になっていたんです。でも、それが勘違いさせてしまったんだと思います。
それからお店に来るたびに連絡先を聞かれるわ、手を握られたり腰を触られたりするわ、なぜかお店の同僚には『俺たち友達以上恋人未満だから』って吹聴しだすわ、私の退勤時間に待ち伏せするわで、もうキモくてキモくて……。どうして一回り以上も年下の私を『イケる』って思ったんでしょうか?」(京香さん)
◆「10歳以上年上の男性も恋愛対象になる女性」の割合
京香さんのようにおぢアタックで悩む女性が近年、とても多いです。とはいえ、おぢアタックという言葉自体は最近生まれた言葉ですが、すごく年上の男性から口説かれて困っているという女性は、昔から一定数いました。
ではなぜ、おぢアタックは今も昔もなくならないのでしょうか?
ここからは賛否両論あることは承知のうえで、というか多くの女性たちから批判の声が挙がるのは覚悟のうえで、“真実”をお伝えしていきます。
たしかに大半の女性たちは、おぢアタックされるなんて御免でしょう。……が、何千人の恋愛相談を受けて来た筆者の知見で言うと、5~10人に1人ぐらいの割合で「10歳以上年上の男性も恋愛対象になる女性」がおり、さらに30~40人に1人ぐらいは「20歳以上年上の男性も恋愛対象になる女性」がいるものなのです。

