◆防護服や防毒マスクの重要性を理解していないスタッフ

「同業他社と見積もりのタイミングが被ることがありますが、防護服や防毒マスクを装着せずに現場へ入っていく方々を見かけます。状況が分からない中、生身で現場に踏み入ることが、どれだけ危険な行為か認識されていないように感じます。
そのような業者を見ると、危機感やリスクに対する意識が低いのでは?と疑問に思ってしまいます。お客様からも『前の業者さんは防護服を着てなかったけど大丈夫なの?』と聞かれることもありますが、『大丈夫じゃないですよ』って答えてます。会社の教育の仕方が悪い証拠ですし、たまに代表者自身が防護服を着ていない場合もあるので」

「夏場の防護服って本当に暑いんですよ。まあ着てなくても暑いんですけど。ただ、暑いからラクになりたいという理由で防護服を着ないで防毒マスクも外して作業するスタッフがいる。口うるさく言っているんで、最近は少なくなりつつはあるんですが。
防護服や防毒マスクをしなきゃいけない理由って、感染症や安全対策だけではないんですよ。もちろん、感染症に罹って仕事に穴を開けたなんてもってのほかなんですが。それ以外に、防毒マスクをしていると外の匂いを全く感じなくなるので、外した時に現場にどのくらい臭いが残っているかをまともな鼻の感覚でチェックできるんです。
特殊清掃の現場は、防護服と防毒マスクさえつけていればどんな人でも入っていけます。厳しい仕事ではありますが、興味がある方は門を叩いてみてください」
<取材・文/山崎尚哉>
【特殊清掃王すーさん】
(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦

