
“発酵の国”として知られる秋田の名産品「稲庭うどん」。その地でうどんの製造・販売を手掛ける老舗企業「寛文五年堂」から、新スイーツブランド「1665」が誕生。メディア向けに行われた発表会に参加したufu.編集部が、新商品ラインナップとともに、”発酵×スイーツ”の魅力をお届けします!
稲庭うどんの老舗企業がなぜスイーツを?

(右)商品開発マネージャー 石川久美子氏
「稲庭うどん」の故郷、秋田県湯沢市稲庭町で「いなにわ手綯うどん、いなにわそうめん」を製造・販売している寛文五年堂。社名の寛文五年堂は、稲庭うどんが発祥されたとされる年、寛文五年(1665年/江戸時代)に由来。元々は味噌や米こうじを製造する小さな商店として100年以上も前に創業し、以来味噌や米こうじも作り続けているそうです。
そんな老舗企業が今回なぜスイーツを作ったのか聞くと、「今から3年前の2022年、社内で行われた新商品開発プロジェクトで、従業員から約70件ものアイデアが集まり、その多くは”地元の恵みである野菜や果物を取り入れた、土地の魅力を感じる提案”だった。さらに絵コンテを募ったところ、その多くはスイーツに関する内容だったこともあり、社内のスイーツ好きが集まってスイーツ開発プロジェクトチームを結成し、寛文五年堂の味噌や米こうじを使ったスイーツ作りが始まった」とのこと。
このプロジェクトを経て、自社の発酵食材にこだわった、ほんのりやさしい甘みが特徴の新スイーツブランド「1665(イチロクロクゴ)」が誕生。
天然醸造、無添加の手作り味噌を使ったスイーツ4選
通常、大豆1に対して米こうじは0.7~0.8が一般的なところ、寛文五年堂が作る味噌は、【大豆1に対して米こうじを3.5倍】入れて作っているそうで、米こうじと大豆の旨みや甘みが強く、香り豊かなこうじ味噌に仕上げているのだとか。そんなこだわりの味噌を使ったスイーツを紹介していきます!
さらに寛文五年堂の方から、おすすめのペアリングも紹介していただいたので、ぜひ併せて楽しんでみてください♪

味噌の塩味とチーズのコクが特徴のチーズケーキ。じっくりと練り上げ、時間をかけて湯煎焼きされていることで、スフレの軽さとベイクドの濃厚さが楽しめる上に、しっとり&ふわっと食感も魅力的。味噌の優しい風味が大人の味わいを感じさせます。
<おすすめのペアリング>
【日本酒】高清水 大吟醸
味噌チーズケーキには、きりりと冷やした日本酒がおすすめ。味噌の塩味とチーズのまったりしたコクのあるケーキと相性抜群。

2,800円(税込)
たっぷりのナッツ類とドライフルーツ、自社製の甘酒と米こうじ味噌を入れてしっとり焼き上げた「1665」ブランドオリジナルのシュトーレン。シュトーレンならではの甘味もありつつ、食べやすい甘さで飽きずに楽しめます。
3色のクラシックカラーのマカロンには、甘酒入りバニラクリームがサンド。米こうじが優しく香る「1665」オリジナルクリームは、マカロンとの相性も◎外側はサクッと、中はしっとりとしたマカロンならではの食感と美味しさを感じます。甘酒が得意ではない方にも食べやすい一品です。
<おすすめのペアリング>
【ワイン】十和田ワイン(赤)
ワインの果実感とシュトーレンのナッツ感や粉砂糖が相まって、より美味しい組み合わせ。クリスマスならではの雰囲気とともに楽しめます。

味噌を重ねた、やさしい甘味。自社で製造した「あきたこまち」の米粉や味噌が入っているとのこと。シフォンケーキに添える、なめらかなマスカルポーネチーズクリームにも自家製の「35こうじ味噌」が使われており、味噌の風味とともに味わえます。シフォンケーキならではのふわふわ食感がたまりません。
<おすすめのペアリング>
【お茶】黒豆茶
やさしい口当たりで香りもよく、リラックス効果も。発酵スイーツと一緒に取り入れると、罪悪感なく食べることができます。

秋田県産あきたこまちの米粉と、自社製の甘酒と米こうじ味噌を使用し、外はカリッと中はもちもちの絶妙な食感がクセになります。ホワイトチョコと味噌クリームの塩味、くるみの食感がアクセントとして優しい味わいが楽しめます。
<おすすめのペアリング>
【日本酒】高清水 デザート純吟
コーヒーや紅茶ともあいますが、ちょっとリッチに味わえるデザート純吟を。日本酒のようなワインのような…そんな和のフレーバーを使ったスイーツセットで、いつもとは違う楽しみ方ができます。
チーズケーキやシフォンケーキなど、普段身近なスイーツがいつもとは違う大人な味わいで楽しめる、「1665」の”発酵×スイーツ”。オンラインショップでの取り扱いとなっているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
About Shop
ブランド名:寛文五年堂「1665」
※発酵スイーツはオンラインショップでのみの取り扱い
公式Instagram:@kanbun_5nendou

もか
ウフ。編集スタッフ
メンバーの記事一覧
製菓学校卒業後、美味しいお店と商品を広めたいと思い、洋菓子販売と飲食店専門の広告代理店を経てウフ。編集部へ。チョコレート、ピスタチオスイーツが好き。