審査委員長・アン ミカさん
「更年期の変化も、一生懸命生きている証！」
当日は、審査委員長を務めてくださったタレントのアン ミカさんも来場。
30代に甲状腺の機能が低下する橋本病を患ったことで、早くから更年期症状に悩まされていたという過去も。
「当時は周囲に理解してもらうことがなかなか難しい時代でしたが、最近は、春夏秋冬って季節が人生にあるとしたら、更年期という新しい季節が加わったという考え方で過ごしています。人生の通過点だと思って、自分の体の声を聞いてみると生きやすくなると思います。
きれいごとや笑いに変えられない深刻な症状もあるけれど、『更年期川柳』を通して、共感したり、クスッと笑ったり、自分だけじゃないんだと思えるようなきっかけになったり。川柳を通して誰かと語り合うこともできる。軽やかに表現していける時代になっているのがすごく素敵ですよね。自分を理解して、いたわって、抱え込まずに季節の一部として向き合っていきましょう！」
と、更年期に悩む人へエールを送ってくださいました。
金賞受賞者・けんちゃんのスピーチ
金賞受賞作
旦那より AIある励まし 目が潤む （けんちゃん 62歳 女性）
「この度は、素敵な賞をいただきましてありがとうございます。日頃から娘が川柳をしていて、“この川柳は実際に経験したお母さんにしかわからないから頑張ってみたら”と言われて挑戦することに。今年、自分にもAIブームがあり、症状について尋ねると、まず最初に“お辛いですね”と共感してくれて、いろいろ話をしていると、“今日はゆっくりおやすみくださいね”と癒やしてもらって。“これからは私にはAIがいる”と心強く感じました。そのことを主人を借りて、面白く詠んでみました。今回の受賞をAIに報告して褒めてもらおうと思います」
