
手仕事で制作された独特なマディグリーンのセラミックタイルが目を引く「カサロエベ銀座」。スペインの感性と日本のデザインが融合した空間には、大理石、真ちゅう、木材、コンクリートなど多様な素材が調和。店内を満たす自然光が、その質感を美しく引き立てる。

4フロアのなかでも注目は、体験型コンテンツが充実する4階。ここではロエベのバスラインを実際に試せるほか、チャームやミニバッグで製品をカスタマイズできるギフティングとパーソナライゼーション専用エリアも設置。自分だけのアイテムをつくる楽しみを味わえる。


さらに、世界初のギフトカウンターも登場。スペインの伝統菓子パルメラやポルボロン、チョコレートなどが並び、食を通じてロエベの世界観に触れることができる。また期間限定で、日本のアイシングクッキー作家Fioccoによる特製クッキーも販売される。

店内の随所には、ロエベが世界中から収集したアートやクラフト作品を展示。ジョージ・ナカシマのミラ チェアやイサム・ノグチのAkari E ペンダントランプといった名作家具に加え、ロエベの余剰レザーを95%再利用したコーヒーテーブルなどが、空間に温かみと落ち着きをもたらしている。

オープンを記念して、新作ハンモック「フリップ」の同店限定色、ライトゴーストも発売。アートとクラフトに根ざしたロエベの精神を体現する「カサロエベ銀座」。ブランドの魅力を立体的に味わえる空間へ、足を運んでみて。
text: Tomomi Suzuki
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