リンデンを愛犬にも活用

リンデンティーの飲み残しは、愛犬の散歩の後の肉球や足のケアに活用できます。
私は、散歩に出かける前に、ティーバッグを桶に入れてお湯を入れて準備をしておきます。散歩から戻ったら、リンデンティーをタオルに含ませて、愛犬あんの足や体全体を拭いています。
リンデンには保湿作用もあるとされ、乾燥しがちな犬の肉球に潤いを与える効果や、ほのかな優しい香りで愛犬をリラックスさせる効果も期待できるということです。
リンデン入り肉球バームを作ろう

リンデンの成分を閉じ込めて、乾燥が気になる季節に肉球をケアするためのバームを作りましょう。
リンデン入り肉球バームは2ステップで作ります。
ステップ1
リンデン浸出油(インフューズドオイル)を作る
まず、リンデンの有効成分をホホバオイルに抽出します。
<材料>

- リンデンフラワー 大さじ1
- ホホバオイル 大さじ1
<作り方>(湯せん法)

- 準備:ホホバオイルと乾燥リンデンの花を耐熱性のガラスボウルに入れます。
2. 湯せん:鍋に少量の水を入れ、弱火にかけます。ガラスボウルを鍋の上にセットし、オイルを温めます。
【ポイント】湯せんの温度は60〜70℃の低温を保ちます。高温にしすぎるとハーブの成分が損なわれるため、優しく温めてください。
3. 抽出:弱火のまま約30分〜1時間ほど湯せんを続け、リンデンの成分をゆっくりとオイルに抽出させます。
4. 濾す:湯せんから下ろし、オイルが冷めないうちに清潔な布やコーヒーフィルターを使ってリンデンの花を漉し取り、ハーブが残らないようにします。
これで「リンデン浸出ホホバオイル」の完成です。
インフューズドオイルの主な作り方には、2つの方法があります。
- 温浸法(湯せん法)- 短時間で作りたい時はこの方法が便利
- 冷浸法(自然光法)- ゆっくり成分を抽出したい時に
〇オイルとハーブを瓶に入れ、直射日光の当たらない窓際などに置き、数週間(2週間〜1カ月)かけてゆっくりと自然の力で成分を抽出します。
今回は、温浸法(湯せん法)で作りました。
ステップ2
バームを仕上げる
ステップ1で作った「リンデン浸出ホホバオイル」を、バームの材料として使います。
<材料>

- ミツロウ 約15g
- シアバター 約15g
- リンデン抽出ホホバオイル 約15g
<作り方>(湯せん)
1. 溶かす:湯せん用の鍋を用意し、耐熱容器にミツロウとシアバターを入れ、完全に溶かします。

2. 混ぜる:ミツロウとシアバターが溶けたら、火から下ろし、リンデン浸出ホホバオイル(大さじ1)を加えてよくかき混ぜます。

3. 注ぐ:すべての材料が均一に混ざったら、すぐに清潔な容器に注ぎ入れます。
4. 冷やし固める:蓋を開けたまま動かさずに冷やし固めて完成です。


※犬の体質によって合わない場合がありますので、まずは少量から試しましょう。舐めてしまう犬や持病のある犬、高齢犬は獣医師に相談すると安心です。
