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50代から急増!「手指の痛み・不調」を自分で防ぐ&治す方法【医師監修】

50代から急増!「手指の痛み・不調」を自分で防ぐ&治す方法【医師監修】

セルフチェック2:「ばね指」「ドケルバン病」「手根管症候群」

セルフチェック2:「ばね指」「ドケルバン病」「手根管症候群」

指の曲げ伸ばしで痛む「ばね指」

【どんな病気?】
腱鞘炎の一つで、曲げ伸ばしの際、指がばねのように跳ね上がるのが特徴。パソコンや楽器演奏、農業などで指を酷使する人に多く見られる疾患です。

【こんな人は注意!】
□指の曲げ伸ばしがしづらい
□指の動きに引っかかりを感じる
□曲げた指を伸ばそうとすると跳ね上がる

親指側の手首が痛む「ドケルバン病」

【どんな病気?】
主に親指の使い過ぎで、手首の親指側の腱と腱鞘(腱が通る管)がこすれ、炎症が起こる腱鞘炎の一つ。スマホの片手操作も原因とされます。

【こんな人は注意!】
□親指を動かすと、手首の親指側に痛みがある
□物を持つと手首がビリッとする
□親指を握り込んで手首を小指側に反らすと痛む(下イラスト)

セルフチェック2:「ばね指」「ドケルバン病」「手根管症候群」

親指から薬指にかけてしびれる「手根管症候群」

【どんな病気?】
手指にしびれが出る代表的な疾患です。親指から薬指だけに症状が現れるのが特徴で、感覚が鈍ったり、親指の付け根の筋肉が痩せたりすることも。

【こんな人は注意!】
□親指から薬指にしびれや違和感がある
□指先で物をつまむ動作がしにくい
□OKサインでうまく丸を作れない(下イラスト)

手指の健康こそが暮らしの質を決める

「手指のトラブルは直接命に関わることではないので、放置している方も多いのが現状です。しかし、手指の働きはあらゆる日常動作の要。その健康を害することは、暮らしの質を大きく落とします」と指摘する大井さん。

対策の一つとして、次回からハルメク世代が特に気を付けたい「へバーデン結節」「手根管症候群」「ばね指」の簡単なセルフケアを紹介しています。「もちろん心配なことがあれば医師に相談を。手外科がベストですが、近くになければ整形外科を受診しましょう」

次回は、特に気を付けたい手指の疾患3つと、進行を防ぐ正しい対処法 を紹介します。

取材・文=新井理紗(ハルメク編集部)、イラストレーション=ツキシロクミ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年5月号を再編集しています

配信元: HALMEK up

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