前編では今の自分に似合うパンツ選びの新基準をスタイリストの岡部久仁子さんにお聞きしました。後編ではその基準を満たすパンツを、おすすめシルエット別に紹介します。実際にパンツをはいたときのチェックポイントもお見逃しなく。
【パンツ1】ガウチョ

ガウチョは裾に向かうにつれて幅が広がっていく七分丈のワイド系パンツ。太い筒状のシルエットゆえにお腹まわりやお尻が目立ちにくい利点も。
「もともとゆとりがあるシルエットなので、いつもより小さいサイズが入ることも。でも鏡で後ろ姿を見てお尻のお肉が目立ったり、お腹がぽっこり見える場合はサイズを上げた方が脚がキレイに見えます」と岡部さん。
パンツ丈は足首が見える丈で、靴下ではなくストッキングかタイツを合わせて、すっきり見せることを意識しましょう。
ゆとりが下半身をスッキリ!足首を出して抜け感も演出

下半身はまっすぐの脚のライン、上半身はストライプ柄のシャツと肩にかけたカットソーにより、縦のラインが強調され全体的にほっそり見えます。「足首を出すと軽やかな着こなしに」と岡部さん。
【ここをチェック】
お腹やお尻のラインが出ない余裕のあるサイズ選び

「ひざから下はゆとりのあるガウチョ。意識すべきはお腹とお尻まわりです。お腹とお尻にゆとりのあるサイズが正解です」(岡部さん)
【パンツ2】ワイドストレート

ウエストから裾先までストンとキレイに落ちるシルエットが特徴のワイドストレート。下半身を締めつけずラクにはける上、脚のラインを補正してくれます。
「太ももの形を拾わず、ニットを前だけインしてもパツパツにならない1本を見つけること。やわらかでツヤ感のある質感を選べば大人っぽくはけます」と岡部さん。
さらにタック入りなら縦ラインが強調されて脚が長く見える効果も。その際はタックのラインがキレイに出るサイズを選びましょう。
上半身をコンパクトにして視線を上に、スタイルよく!

「ニットは前だけインにするとスタイルUPします。丈は靴に少しかかるぐらいの長さがベストバランスです」と岡部さん。
【サイズ選びのポイント】タックが広がるときはサイズが小さいサインです

はいたときに、タックが横に広がらないサイズを選ぶと立ち姿がスッキリ見えます。ウエスト下から裾にかけてキレイな一本線が出るかどうかがポイントです。
【ここをチェック】
お尻にゆとりがないと下着の線が強調されてカッコ悪く見えます

ウエストに合わせてパンツを選ぶとお尻まわりにゆとりがなく、下着のラインがパンツに響いたり、お尻のお肉の段々があらわになることも。パンツを試着する際は大きいサイズも試し、お尻や太ももにゆとりのある、後ろ姿がスッキリ見える1本を選びましょう。

