◆憧れのヒーロー像は変化しつつある?
さらに子供の価値観も変化しました。テレビの民放番組がお茶の間の中心から外れたことで、有名YouTuberのゲーム配信や珍しいおもちゃを紹介するYouTube番組が子供の興味を引いています。また、Disney+やNetflixなど海外の動画配信サービスが浸透し、悪と戦う正義のヒーローはスパイダーマンやアイアンマンなどのマーベル作品に移り変わっています。憧れのヒーロー像は変化しつつあるのです。
スーパー戦隊の次は新シリーズ「PROJECT R.E.D.」が始まるとアナウンスされました。第1弾は「宇宙刑事ギャバン」の最新作で、メタルヒーローシリーズ路線を彷彿とさせます。公開されたビジュアルはマーベル作品の面影もあります。
新シリーズは子供たちの興味を引きつけることができるのか。そして関連グッズの売上が仮面ライダーを凌駕するものに成長するのか。新たな挑戦が始まりました。
<TEXT/不破聡>
【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界

