◆あおった相手が“覆面パトカー”だった!
田中直人さん(仮名・20代)は、高速道路で“あおり運転”を見かけたという。
「東北道を走っていたら、ずっと蛇行運転をしている車がいました。追い越し車線は空いているのに追い越さず、前の車をあおっていたんです」
5分以上も続く異常な運転。その後、別の車をあおったかと思えば、また次の車にも同じように詰め寄っていた。
「まわりが刺激をしないように車間をとっても、今度はブレーキを踏んで後ろの車の進路妨害をするなど、怖かったですね」
そして、田中さんがパーキングエリアで休憩し再び走り出したとき、予想外の展開が待っていた。懲りることなく“別の車”をあおりはじめていたのだが……。
あおった相手が、“覆面パトカー”だったのだ。
「すぐにサイレンが鳴りました。渋滞が解消した直後の空いた道路で、逃げ切れるはずもないですよね」
ほどなくして、その車は停止させられたという。長く張り詰めていた緊張が、ようやく解けたそうだ。
「怖かったですけど、捕まった瞬間本当に安心しました。自分勝手な運転が、どれだけ周囲を危険にさらしているか思い知ってほしいです」
<取材・文/chimi86>
【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

