現代人のための“都会の湯治場”
「塔の日本旅館」の最上階にあるのは、地下1500mから汲み上げる天然温泉「大手町温泉」。
内湯からそのまま続く露天風呂は、格子を通して街の気配や風が届く空間。空へ抜ける天窓からは、日中は柔らかな光と雲の流れを、夜はきらめく星空を仰ぐこともできる。ここは、喧騒のすぐそばにありながら、静寂と自然、季節の移ろいや、時間によって変化する空気を感じられる“都会の隠れ湯”だ。温泉入浴で心身ともにほぐれた後は、季節の植物を使用したスパトリートメントも。この土地から湧き出る湯に身を預け、東京という街のエネルギーを、心と肌で感じてみては。


照明を落とし落ち着いた雰囲気の内湯から露天風呂へ。露天風呂では、開かれた窓越しに届く都会の遠い喧騒さえ、どこか心地よく響く
江戸・東京を感じる知的アクティビティを
大手門に由来する名を持つ大手町にあることから、江戸・東京の情緒を感じる体験が用意されている。東京スカイツリーや東京タワーなど、都市を一望できる地上160mのビルの屋上で行うのは、剣術の動作と深呼吸を組み合わせた「天空朝稽古」(1名¥5,500 税・サービス料込み 要予約)。爽やかな一日のスタートにおすすめだ。

平安時代に貴族の間で人気となり、江戸時代には武士や庶民にも愛された「香道」を現代版の香炉で行う「今様香り合わせ」も。3種の香木を「聞く」ことで、かすかな香りの違いを楽しむ(1名¥2,662 税・サービス料込み 要予約)。このほか、「季節の箱庭作り」や「伝統文化を愉しむ夕べ」「茶の湯体験」も。

