1586年以来、世界最高峰のクリスタルを生み出し、光と影を巧みに操りながら、人々の暮らしに輝きを添えてきた「サンルイ」。1767年には、国王ルイ15世から「聖王ルイ9世」にちなみ「サンルイ王立ガラス工房」の称号を授与された。
工房があるのは、パリから東へ約400km、深いヴォージュの森に抱かれたサンルイ=レ=ビッチュ村。原料の硅砂(けいしゃ)、清らかな川の水、植物がもたらす灰──そのすべてが上質なクリスタルづくりに欠かせない恵みだ。そして何より、美しい自然の風景こそが、すべてのコレクションのインスピレーション源となっている。
もうひとつ欠かせないのが、長く受け継がれてきた匠の技と、その担い手である職人たち。M.O.F(フランス国家最優秀職人章)の称号を持つ熟練者たちが、シャンデリアやテーブルウェア、ベース、ペーパーウェイトなどを丹念に生み出す。
製作はすべて手作業。素材を炎に溶かし、形を与え、彫刻を施し、研磨と装飾を重ねる。その一連の工程に、400年以上受け継がれてきた技と誇り、美意識が宿る。だが、伝統を守るだけではメゾンのエスプリは守れない。進化を恐れず、新たな感性を取り入れる心意気こそが「サンルイ」が体現する「サヴォワールフェール(匠の技)」の真髄なのだ。
その精神を存分に体感できる空間が、2024年2月、麻布台ヒルズにオープンした国内唯一の路面店。メゾンを象徴するシャンデリアをはじめ、「サンルイ」の卓越した職人技を感じるコレクションが並ぶ。一歩足を踏み入れれば、光が織りなす芸術に圧倒されるはず。日常に魔法をかける永遠の輝きに、ここでならきっと出会えるだろう。
クリスタルの輝き、光を映すカッティング、複雑な模様が織りなす優美なきらめき。そのすべてが、自然と響き合う。コレクションの中でも、とりわけ森へのオマージュを感じさせる「フォリア」。

ヴェルサイユ宮殿とのコラボレーションにより誕生した限定のワイングラスセット。それぞれ、4人の王妃をイメージした装飾が施されている。

代々受け継がれてきたメゾンのエスプリを感じさせる洗練のテーブルウェア。

すべてにシリアルナンバーが入った限定品のペーパーウェイトは世界中にコレクターが。


ベネチアンストライプが美しい「アポロ」。フェスティブシーズンにもぴったりな優しい色のLEDキャンドルランプ。

「サンルイ」の輝きを身近に感じられる“光のメゾン”へ
国内唯一の路面店は、都心でありながら緑溢れる環境に。森を創造の源として礼賛してきた「サンルイ」にぴったりのロケーションだ。店内では圧巻のシャンデリアが優雅にきらめき、訪れる者を夢のような世界へと誘う。



サンルイ麻布台ヒルズ店
東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 1階
tel:03-5843-8678
営業時間::11:00~19:00
・ホリデーシーズンを彩るテーブルウェア
・欧州最古のクリスタルメゾン「サンルイ」初の路面店へ。シャンデリア誘う、銘品の歴史とその魅力
