いつまでも輝く女性に ranune
アーユルヴェーダの代表的なオイルマッサージ、アビヤンガで心身を整える。写真と文:久保直子 (ウェルネス&ビューティジャーナリストほか) #2

アーユルヴェーダの代表的なオイルマッサージ、アビヤンガで心身を整える。写真と文:久保直子 (ウェルネス&ビューティジャーナリストほか) #2

自分を労ることで、精神的にも落ち着く。

手間がかかるように感じられるかもしれませんが、実際にはあっという間です。ザーッと流して、体や頭に触れ、熱いシャワーを浴びます。すると、目が一気に覚め、体が温まります。所要時間はおよそ10分程度だと思います。

アビヤンガは、1日に1回行えば十分とされていますが、私はあえて朝と晩の2回行います。

毎日、自分の体に触れることで、「今日はむくみが気になるな」「筋肉が凝り固まっているな」「頭皮が硬いな」と、変化にすぐ気づけるようになります。夜のアビヤンガは、運動後に行うことが多いため、念入りにほぐすことができます。

大切なのは、日常の一コマに組み込むこと。触れることを習慣にしていくこと。最近では、肌に触れると、”幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンが分泌されることもわかっています。オキシトシンが分泌されると、ストレスを緩和し、心が安定し、多幸感を得られるといわれています。また、前述したように、頭皮マッサージを行うことで、自律神経の副交感神経が優位となり、リラックスする効果も得られ、さらに、たるみ予防や乳がん予防など、全身のオイルマッサージにはさまざまなメリットがあるのです。

実際に、私もアビヤンガを習慣にしてから、心身の調子が整うのを実感しており、この習慣を続けています。

アーユルヴェーダで使われるアムラオイル。

年齢を重ねたいま、心と体のバランスを整えてくれる。

全身のケアをするとき、マッサージグッズを使ってもいいと思いますが、やはり最も効果的なのは手によるケアだと考えています。「お手当て」という言葉があるように、痛みのある部分に手を当てて癒やすことは、手でなければ成り立ちません。

私自身、不安や心配ごとがあるときには、よく胸に手を当てて落ち着きを取り戻します。手を使うことで、体温が伝導し、心が静まるように感じるのです。マッサージも、温かい手でさすることで、体も心も温まり、触るごとにしなやかになっていきます。

年齢を重ねるほど、自分と向き合うことが難しく感じられる時期もあるかと思います。そんなときこそ、毎日自分に触れる時間をもてるオイルマッサージが、心と体のバランスを整えてくれるでしょう。

幸せに年を重ねるためにも、そして予防医療の観点からも、アビヤンガは、非常におすすめです!

しなやかな体と心のために、ぜひ実践してみてください。

ウェルネス&ビューティジャーナリスト、植物療法士、アロマデザイナー 久保直子

くぼ・なおこ/美容ライター時代に培った美容や健康の知識に加え、AMPP認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、フランス式スポーツアロマテラピスト、アーユルヴェーダライフカウンセラーなどの資格を取得。また、女性ホルモンケア、ストレスマネジメント、睡眠、など植物療法やアーユルヴェーダを軸にした独自のウェルネス&ビューティライフについて、企画&発信、執筆している。性教育やフェムテックにも精通し、セミナーやワークショップ活動のほか、アロマデザイナーとして、香りのお守り「Beautiful mind」や、ドゥーオーガニック「アロマバスソルト」、ウーマンエキサイトRetoiro「オールインワンシャンプー」の香りをプロデュース。最近では、Junのオリジナルコスメブランド〈ポロロッカ〉のプロダクト開発、ブランディングを担当。数々のアワードを受賞したデリケートゾーン用のクレンジングオイルやアダプトゲンハーブを凝縮した化粧液など多数開発。

配信元: & Premium.jp

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