笑顔に包まれた、東尾プロとのニアピン対決
池越えのショートホール、6番では今年もプロとのニアピン対決が行われた。参加者を待ち受けるのは東尾理子プロ。記念撮影を終えてプロがティーグラウンドに立つと、全ての動きを見逃さないように全員の熱い視線が集まっていた。いよいよ自分が打つ順番になると、緊張がマックスになる様子。大きくグリーンを外した参加者は、プロから「去年は池ポチャだったの? だったら上達したじゃないですか」と励ましの言葉をかけられていた。
プロがアドバイスをする姿も見られたので、後から「どんな助言を?」と伺うと「ラウンド中に細かなことを言うと混乱することもあるので、打つときのイメージをお伝えしました。このホールなら、池は視界から消し去ってグリーンの旗だけを見て打つように、と」。プロから貴重なアドバイスをもらった参加者は、ずっと忘れないに違いない。

トークショーから、いよいよ表彰式へ
「初めてのパーが、何よりの思い出」「ニアピンのホールだけシャンク。悔しい!」。それぞれが一日を振り返りながら、およそ140もの席が用意されたパーティ会場に向かった。最初のプログラムは、東尾プロと『マリ・クレール』田居克人編集長のトークショー。「実は、このコースとはとても相性が悪い」という東尾プロの思わぬ告白から始まった時間は、笑いに包まれながら田居編集長のゴルフファッション談義へと続いた。ハイブランドが次々とゴルフウェアを発表する中、主張しすぎないデザイン、素材の良さ、上質な仕立てが特徴の“クワイエットラグジュアリー”が人気を集めていると言う。
また、「お二人にとってゴルフとは」という問いかけに対し、田居編集長は「年齢を重ねても、新たな目標を作ることができるスポーツ」。東尾プロは「自分との闘い。常に反省してばかり」と、プロの厳しさをのぞかせた。「皆さんは反省ではなく、今日一番のショットを思い出して、気持ち良く寝てください」という優しい言葉でトークショーが締めくくられ、表彰式へと移った。

協賛各社からの賞品が次々に手渡され、いよいよ優勝者の発表へ。名前が呼ばれると一斉に大きな拍手が会場に響き、優勝の目録が手渡された。表彰式後にお話を伺うと、「ダブルボギーでも仲間が励ましてくれたので、心折れずに回れました。朝、お話しした通りの結果になってうれしいです」と言う。実はスタート前に「目標はホテル宿泊券を手にすること」と話してくれた方。見事な有言実行だった。

