「胸がざわざわする」「呼吸が浅い」「焦りが止まらない」——そんなときは、体と心のバランスが乱れているサイン。50代女性にぜひ実践してほしい“おもち呼吸法”と4つの心と体をゆるめるワークを、鍼灸師で心理カウンセラーの影森佳代子さんに教わります
教えてくれたのは影森佳代子(かげもり・かよこ)さん
鍼灸師・心理カウンセラー。鎌倉ひまわり鍼灸院院長。ボストン大学教養学部心理学科卒業。同志社大学大学院修士課程修了。早稲田医療専門学校鍼灸学科卒業。心理カウンセラーを経て鍼灸師として独立、開業。心理学と東洋医学を統合した独自のメソッドで、パニック障害などに苦しむ多くの人の治療実績を上げている。
最新著に『影森式パニック障害改善メソッド セルフワークBOOK 誘導ボイスつき』(河出書房新社)がある。
不安や焦りを鎮める“おもち呼吸法”とは
不安や焦りを感じたとき、人の体は無意識に力が入り、呼吸が浅くなります。そんなときこそ、まず「体をゆるめる」ことが大切です。心と体はつながっています。体がガチガチに緊張していると、心も張りつめたまま。反対に、体をゆるめると心の緊張も自然とやわらいでいきます。
私が提唱する“おもち呼吸法”は、体の力を抜きながら不安を鎮めるための、やさしい呼吸法です。

