その活躍ぶりは今さら語るでもないが、彼らは当時のジャニーズJr.(現ジュニア)内において6人それぞれが強い属性と個性をもった、どこかアベンジャーズ的な雰囲気があった。
ジェシー、京本大我、松村北斗、髙地優吾、森本慎太郎、田中樹……彼らをアベンジャーズと表現したのは、彼らには次期デビューを目指し切磋琢磨を続けるJr.界の中で、宿命のような何かを背負う6人が選ばれた感があったからだ。

◆「バカレア組」と呼ばれていたSixTONES
6人が最初に顔を揃えたのは、2012年に放送されたAKB48メンバーとの初共演ドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)のメインキャストへの抜擢だ。AKBとジャニーズ(当時)との共演は話題性も高かった。

しかし、彼らはその勢いのままデビューするには至らず、実際正式デビューを飾るまではまだ時間を要する。
翌年になると6人揃っての活動は、ステージや雑誌などでもパタリと見られなくなり、「バカレア組」は自然消滅したような雰囲気が漂った。
デビュー確実な雰囲気がありながら解体されていくことは、現在のジュニアにおいても珍しいことではない。
ファンは「あの6人がよかった」といった惜しい気持ちを抱えつつも、それぞれの別の場所での活躍を応援していた。
◆後輩グループに先を越されるかたちに
15年春、突如として6人は揃ってステージに立つ。しかも、通称ではなくグループ名を携えて。のちのインタビュー記事などによれば、ここに至るまで6人は進路や現状への悩みや疑問を退所も含めそれぞれ抱えていたという。
そんななか、やはりこの6人でやりたいと直談判し、正式なグループ「SixTONES」としての再出発が決まった。
とはいえ、群雄割拠の世界である。
2018年1月にユニバーサルミュージックの新レーベルより、King & Princeがデビューする。「バカレア組」と同じく当時のJr.でトップクラスの人気を誇った面々だ。
当時の事務所のメインストリームともいえる王道アイドル路線が受け、デビュー曲も初週売り上げが歴代2位という大ヒットを記録。
これもあるあるだが、後輩に先を越され、しかも驚異的なヒットを見せつけられたかたちだ。

