◆6人の6周年を前に思うこと
その後も順調にキャリアを重ね、常に最前線で活躍を続ける彼らではあるが、少なくともデビューに至るまでは、多くの人の理想とは少しずつ違うような遍歴を重ねてきた印象を抱く。はたしてSixTONESは勝ったのか。
来年1月のデビュー6周年を前に、そんな音楽雑誌の特集タイトルめいたことが、ふと頭をよぎった(戦う相手が何なのかはわからないが)。
SixTONES(バカレア組)がこの6人での再始動を直談判したように、彼らは“この6人”であることに大きなこだわり、そして誇りを持っていることを、その発言から感じることがある。
グループ名の読み方は“ストーンズ”と変更されたが、当初は“シックストーンズ”と読み、6つの音、原石といった意味合いをもたせたものだった。
6つの音は、それぞれは違う音であることも、彼らがそれぞれの個性、キャラクター性を大切にしてきたことが見てとれ、やはりこの6人でなければならないという意思は最初からそこにあった。
“6人”であることにこだわる彼らにとっては、区切りのいい5周年よりも6周年のほうが大切という考え方もあるようだ。
紅白のあと、ほどなく突入する6周年イヤー、かつて原石だった6人は、今以上に磨かれ輝く1年になるだろうか。6つの石、音は、ひとつの塊として、この先どんな光や音を放つのか。
SixTONESは勝ったのかーー。そんな勝ち負けなんていうものよりも大切なのは、6人一緒にすべてを背負っていくこと。6周年を前に、そんな気がした。
<文・太田サトル>
【太田サトル】
ライター・編集・インタビュアー・アイドルウォッチャー(男女とも)。ウェブや雑誌などでエンタメ系記事やインタビューなどを主に執筆。

