◆◆5万円→8億円に。勝てるようになったのは「猛勉強」のおかげ



ぼすにぃ:本格的に勝てるようになったのは2016年頃からです。きっかけは、とにかく猛勉強したことです。投資関連で市販されている本は、100冊か200冊かわかりませんが、とにかく全部読みました。
それだけではありません。スティーブ・ジョブズやユニクロの柳井さんといった経営者の本、ドラッカーなどのビジネス書も読みましたし、一番役に立ったのは海外の精神科医が書いた心理学やメンタルに関する本でしたね。トレード手法の本ももちろん読みましたが、最終的にはメンタルが重要だと感じました。
――読書以外には、どのようなことをされたのですか?
ぼすにぃ:毎日16時間、ずっとチャートを見続けました。まるで受験勉強のようでしたね。本を読んで知識をつけ、チャートを見て、MT4(メタトレーダー4)というツールでバックテストを繰り返す。自分のエントリーとエグジットのルールを確立するのに、2〜3年はかかりました。
――そのなかで、特に有効だった手法はありますか?
ぼすにぃ:ある本にたった1行、「仲値取引」に関する手法が書かれていたのですが、これを何年もかけて過去のデータで検証したところ、実際に有効だということがわかりました。今は一般的に知られてしまってあまり使えませんが、そうした地道な研究と検証を重ね、2016年のブレグジットショックを機に、再び大きく勝てるようになりました。元手は5万円からでした。
2025年は非常に難しい年となりましたが、2024年の国内証券の利益は2億1318万9338円と大きく勝てた年となりました。
◆◆家賃のプレッシャーが無理なトレードを生んでいた
――一度ゼロになった経験から、お金に対する考え方に変化はありましたか?ぼすにぃ:大きく変わりましたね。特に大きかったのは、家賃のプレッシャーから解放されたことです。以前は、毎月25日になると家賃を払わなければいけないというプレッシャーがすごかったんです。
例えば家賃が30万円だとすると、毎月まずマイナス30万円の状態からスタートするわけです。その30万円を稼いで、ようやく自分の収支がゼロになる。
マーケットの調子が良ければ問題ないのですが、月末近くになっても稼げていないと焦りが出てきます。その焦りが無理なトレードにつながり、結果的にもっと大きな損失を出してしまうということが何度もあったんです。
――その経験が、現在の資産管理にどう繋がっているのでしょうか。
ぼすにぃ:リーマンショックで資産を失った後、ある経営者の方に「なんで不動産を買っておかなかったんだ」と言われたんです。「住むところさえあれば、最悪コンビニでバイトしても生きていけるだろう」と。その言葉がずっと心に残っていました。ライブドアショック、リーマンショックと大きな失敗を繰り返し、3度目にしてようやく学びましたね。
再び資産を築いた今は、マンションを3つ購入しました。これでもう、家賃を稼がなければいけないというプレッシャーはありません。
最悪、このマンションを1つ売れば生活できるという安心感があります。この精神的な安定が、トレードの成績にも良い影響を与えていると思います。

